玉縄神社~広島市安佐北区可部町勝木 | 大根役者

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国道191号線を広島北I.C方向に向かい、しばらく進むと県道268号線([勝木安古市線)が左方向に見える。山手に赤い屋根の一間社流造の油屋根の神社が見える。ここが玉縄神社だ。

創祀年代は不明なのだが、熊谷氏がこの地に地頭職として入部した中世から水越山にあった尾首城主に江戸時代、松浦甚五郎左衛門がなったときにこの地の産土神を守護神として崇敬し、社殿を改修したと伝えられている。以前、訪れた行森八幡宮同様、江戸時代の創建だろう。

拝殿内部                                  本殿

玉縄神社の大銀杏も有名だ。地域の人に大切にされている。

手水舎の跡だろう。

 

祭神は天太玉命、大年神、大宮女神だ。天太玉神は天照大神の守護神であり、大宮女神は天照大神の侍女だ。天照大神を祭神とするためには社格の低い神社だったのだろう。延喜式に記載されない産土神を祀る神社に伊勢神宮系の神を祀った神社なのだろう。人は古代より紙とともに在ったのだ。