広島港から、東へ進むと、左手方向に黄金山が見えてくる。この山はかっては仁保島と呼ばれ、瀬戸内海に浮かぶ島だった。室町時代に、周防の大内氏と敵対する安芸武田氏の水軍白井氏の出城が築かれていた。山頂にテレビアンテナが建てられる時、遺構がすべて、破壊され、当時の姿を偲べ術さえないのが現状だ。
黄金山の下に鳥居が見える、穴神社だ。
鳥居の両脇に忠魂碑と忠魂坐碑がある。日清、日露の戦没者供養のための石碑だ。広島から、大陸に渡った軍人は多い。
社殿は被爆建物だ。爆心地から3,84m、あの爆風にも耐え、当時の姿を残している。
本殿
享保16年(1731)の建立。丹那は漁師町だったが、建立当時に疫病が流行し、神社が建立された。
祭神は少名毘古那神。
相殿神は 猿田毘古神、弥都波能売神、奥都日子神、奥都日売神、大年神、大穴牟遅神。
丹那西公園と隣接している。
裏参道