円錐切除から細胞診結果 | 本音で生きる人生

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占いカウンセラー
円錐切除→子宮頸がん→手術は選択せずに放射線と化学療法(CCRT) がんサバイバーになったことで闘病についても書いて行こうと思います。

2024年1月25日

円錐切除のため2泊3日の入院をした。

簡単な手術だそうで1時間程度で終わるそう


入院は12年振り。

中年になってから

イビキをかくようになったので

個室を希望したれけど・・・

空きがなかったガーン

同室の方、うるさかったらごめんちゃい。



入院して一番驚いたのが

ご飯がめちゃくちゃ美味しいってこと!

昔よりはるかに美味しくなってる!


私は普通食だったので

お米の量が180gあったけれど

ご飯が美味しくてあっという間に完食!


夕食は明日のオペに備えて絶食となった。







翌日の夕方

やっと手術室から連絡が入り

歩いて手術室まで向う。

部屋に入ると広ーーーい空間の中に

10の手術室があり看護師さんたちが

行き交っていた。


まさに大病院の手術室って感じ。


自分で手術台の上に乗り

下半身麻酔をしてもらう。


麻酔が効いてくると

意識があるまま手術が進んでいく。



「それでは切って行きますね〜」

と女医さん。


しばらくすると肉の焼ける臭いが

手術室に漂い始める。


ああ〜今レーザーで

子宮頸部をくり抜いているんだな・・・

そんな様子を想像しながら

手術の終わりを待っていた。


40分後、手術終了!


痛みはまったく無し。


切ったものを見ますか?と

聞かれたので見せてもらった。


健康な人の子宮頸部が

どうなっているのか?

私は知らないので比較できないけれど、


切り取られた私の一部は

例えるなら、ひび割れたワインコルクの

表面に血が滲んでいる感じ


「ガンになっていそうですか?」

と先生に聞くと


「目で見て分かるものではないので

検査の結果を待ちましょう」

と言われてしまった。


そりゃそうだよね・・・


麻酔が切れると痛みは強くでるのか

知りたくて女医さんに質問すると


「子宮の痛覚はにぶいので

痛みはほぼ起こらないと思います」


と言われビックリ‼️


でも、確かに術後の痛みは

ありませんでした・・・


じゃあ、生理痛の痛みは

いったいどこから???


手術室を出ると

母と娘が外で待っていてくれたが

挨拶程度で今日はお別れとのこと。


動くベットに乗せられたまま

私は病室に戻された。




翌日、YouTubeコミュニティーに

無事に手術が終わったことをupした。


いつもチャンネルを観てくれている人達から

お疲れ様〜!と温かいメッセージをもらった。


ありがとう・・・

無事、終わりました。




円錐切除が終わると

今度は病理検査の結果が

気になって仕方がない


高度異形成で済むのか・・・

ガンになってしまっているのか・・・

もしガンだった場合

今回の手術で悪い所は

取りきれたのか・・・


頭の中はずっとぐるぐるしていた。



病理検査の結果がでるまでに

10日ほどかかると言われ

内診室で次の診察日の

予約を取ることになった。


ここで女医さんが

何を勘違いをしたのか


「2月15日の予約で良かったですよね?」


えっ?いつワタシそんなこと言いました?

と思ったけれど

手帳もスマホも病室にあり

取りにいけなかったので

その日で良いですと返事をした。



結果が分かるまで3週間


長いな・・・



帰宅してからは

毎日自分と似た病状を調べまくった。


ガンかも知れない・・・


健康診断で見つかったのだから

ガンだったとしても初期のはず

去年は何も指摘されなかったのだから。



でも、調べれば調べるほど

不安にもなった。

なぜなら不正出血に気づいていたのは

もう7年前からだったから。


頻度は少なかったけれど

排卵出血だと勝手に思い込んでいた。


51歳になっても毎月ちゃんと生理があった

排卵日もちゃんと綺麗な織物があった

だから大丈夫だと思っていた。


それより何より

毎年協会けんぽで健診を受けていたし、

2年前には二重に婦人科で

子宮頚がんと子宮体がんの検査もして

異常なしだった。


でも・・・


でも・・・


私と同じように

毎年検診を受けていたのに

ガンなってしまった人の体験談を

何件も見つけてしまったのだ・・・

5イヤーズというサークルで・・・




そっかぁ

健康診断を受けていても

100%ガンを 

見つけられる訳じゃないのか


これはもう

運なんだろうと感じた。


良い人も悪い人もガンになる


なる、ならない、は

ただの運だ



ウチの祖父はベビースモーカーの

校長先生だった。


タバコは体に悪いから

と、禁煙したのが80歳のとき。

そして94歳で老衰で天寿を全うした。


父は祖父を上回る

超!超!ベビースモーカーだったけれど

ガンにはならずに脳梗塞で旅立った。


ガンにならないから

運が良いわけではない。


交通事故に合わないから

運が良いわけではない。


結局のところ、人はみな

死を避けられないのだから・・・


そんなことを毎日考えていたら

2月15日の結果は

どんな結果でも受け入れよう

そう思えてきた。



それから

自分がガンだったとき

どんな治療になっていくのか

調べておく必要があると感じたので



この辺りから

子宮頸がんについて猛勉強を始めた。


人のブログや体験記は情報の一つには

なるけれど参考には出来ない。


だって、みんな状況が違うのだから。


そこで参考にしたのが

産婦人科ガイドライン2022だった。

何度も何度も読んだ。



まだガンかどうが分からない

ガンだったとしても

状況が分からない中

こんなものを読んでも不安になるだけ

じゃないのか?と夫に言われたけれど

私は違う。



分からないから不安なのだ


だから最悪のことまで

想定して勉強しておく



そうして

やってきた運命の日



夫と母と娘と

家族総出で病院へ向かった。


歩いて10分の距離にある病院だけど

雪が降っていたので

車で向かうことにした。



久しぶりの雪だった

私はこの時の景色を

一生忘れないと思う。



病院に着いて

待合室で待つこと1時間40分


やっと名前を呼ばれる。


母と娘は外で待ってると言い

私と夫で診察室に入る



診察室に入ると

女医さんの顔が厳しい・・・


ああ〜これはダメなパターンだと悟る


「前回の検査結果ですが、残念ですが

 悪い結果となりました、子宮頸がんです」


「腫瘍の大きさが2cm、1b2期ですね」


「手術になるため、ドクターが変わります」


夫は真顔で横に立っていた。

そして内診をすると言われ部屋を移動。



内診をされながら

私は女医さんに質問した。


「健康診断で見つかっているし

 ステージ1なのでまだ初期ですよね?」


 


すると


「初期ではありません」


ハッキリと言われた。


そっか、初期じゃないのか・・・


えっ?


ステージ1なのに???



だめだ

もう一度産婦人科ガイドラインを

読んで理解を深めなくては・・・


そう言えばステージ1でも

5つにステージングされていて

治療法が変わってくるはず・・・




内診が終わると

担当医が男性に変わるので

また呼びますからお待ち下さい、とのこと。



母と娘にガンだったと伝えると

大丈夫!しっかり治そう!と。

娘は涙ぐんでいました。



そして待合室で待っていると

看護師さんがやってきて


「こらちの書類に記入お願いします」



書類を見てみると

全身麻酔の承諾書

でした。



えっ?


治療方法まだ 

詳しく聞いてないんだけど


手術すること決定したの???


こりゃ病院任せにしちゃダメだ!

ベルトコンベアーの商品のように

流れ作業で全てが決まってしまう!


そうしてこの日から

外科の先生と

放射線科の先生に

時間を作ってもらって

じっくり話し合うことになります。