2016年1月、朝日カルチャー主催の講演を
聞きに行きました。第1回の12月は、満員締め切りで、
私は2回目の1月講演に参加しました。
会場は、シニアでいっぱいでした。
誤嚥を防ぐ3つの方法を専門家に教わりました。
1:食事の時は、姿勢をただす。
2:食べる物をよく見る。
3:喉を鍛える。
でした。
姿勢については、同感です。
脳腫瘍の手術で入院していたとき、
鼻から胃にチューブを通して入れていた流動食でさえ、
上体を起こさないと、入っていきませんでした。
胃の内容物が落ちていかなかったのでしょうか。
それに気管の穴にぶつからないよう、
食物をスムーズに胃に落とすためにも
姿勢をよくすることは大切です。
食べる物をよく見ることは、
リハビリの病院の先生にも言われていました。
暗示を掛けるように、食べる準備を
体が行うのだと思います。だから、
テレビを見ながらだったり、会話に夢中になったり、
上の空で口にすると、咽せやすいのです。
食事中は、私も気を付けています。
料理中の「味見」も要注意です。
喉を鍛えるトレーニングは、必要だと思いました。
病院の先生も
「カラオケなどで、声を出すといい。」
とおっしゃっていました。
お勧めの方法は、500mLのペットボトルをくわえて、
息を吸ったり、吐いたりするものです。
これなら、わざわざ出かけなくても、家で出来ます。
私も数ヶ月、続きました。
それにしても誤飲で、悩む人の多いことに
驚きました。中には、介護をしている人も
参加していました。誤飲して、肺炎を起こしたり
喉を詰まらせて窒息したりして、命に関わることが
心配なのです。肺炎は、
日本人の死因ベスト3にも入っています。
私も嚥下の麻痺をかかえているので、
他人事では、ありませんでした。