71. 医師による、誤嚥を防ぐ講演を聞きに行く | 脳腫瘍の後遺症と2024年からは悪性リンパ腫と闘うマッキーの記録

脳腫瘍の後遺症と2024年からは悪性リンパ腫と闘うマッキーの記録

40代で余命宣告され、脳腫瘍手術〜リハビリを乗り越えた体験記です。

2016年1月、朝日カルチャー主催の講演を

聞きに行きました。第1回の12月は、満員締め切りで、

私は2回目の1月講演に参加しました。

                                   

会場は、シニアでいっぱいでした。

誤嚥を防ぐ3つの方法を専門家に教わりました。

1:食事の時は、姿勢をただす。

2:食べる物をよく見る。

3:喉を鍛える。

でした。

 

姿勢については、同感です。

脳腫瘍の手術で入院していたとき、

鼻から胃にチューブを通して入れていた流動食でさえ、

上体を起こさないと、入っていきませんでした。

胃の内容物が落ちていかなかったのでしょうか。

それに気管の穴にぶつからないよう、

食物をスムーズに胃に落とすためにも

姿勢をよくすることは大切です。

 

食べる物をよく見ることは、

リハビリの病院の先生にも言われていました。

暗示を掛けるように、食べる準備を

体が行うのだと思います。だから、

テレビを見ながらだったり、会話に夢中になったり、

上の空で口にすると、咽せやすいのです。

食事中は、私も気を付けています。

料理中の「味見」も要注意です。

 

喉を鍛えるトレーニングは、必要だと思いました。

病院の先生も

「カラオケなどで、声を出すといい。」

とおっしゃっていました。

 

お勧めの方法は、500mLのペットボトルをくわえて、

息を吸ったり、吐いたりするものです。

これなら、わざわざ出かけなくても、家で出来ます。

私も数ヶ月、続きました。

 

それにしても誤飲で、悩む人の多いことに

驚きました。中には、介護をしている人も

参加していました。誤飲して、肺炎を起こしたり

喉を詰まらせて窒息したりして、命に関わることが

心配なのです。肺炎は、

日本人の死因ベスト3にも入っています。

 

私も嚥下の麻痺をかかえているので、

他人事では、ありませんでした。