翌朝、直緒は眠気を抑えながら学校へ登校した。
「ふぁぁあ~・・・」
欠伸をしながら自分の席に着くと小牧がそばに近寄ってきた。
「相変わらず眠たそうですわね。一体夜中に何をなさってるの?」
「えっ!?」
直緒は、心の中でドキッとした。小牧にはGRのことは秘密なのでバレタかと思ったのだ。
「い、いやあ今日の数学と理科の予習やってたんだよ(笑)」
「へぇ。直緒でも予習なさるのネェ。まぁ、珍しい。」
「なにを~!!あたしだってやる時はやるの!」
「あら、そうでしたの。ごめんなさぁい。」
この2人は、いつもこうなのだ。
小牧は、直緒に対していつもこんな調子だが実は直緒のことを常に気にしている。
直緒は文系は得意だが理数系は苦手で、よく小牧が教えてくれるのだ。
1限目、2限目・・・・そして6限目の英語が始まった。
6限目になると眠気もピークになってくる。
直緒がうとうとしていると・・・
「美咲さん。私の授業は退屈ですか?」と教壇の方から声がした。
直緒たちのクラスの英語教員、紫海堂亮だ。
「す、すみません・・・」
直緒は、顔を赤らめてうつむいた。
「何やってんだよww」
流輝は小声でからかった。
「うるさいっ!」直緒も小声で言い返した。
「それより今度の仕事決まったらしいぜ。GRの。」
「え?どこ?」
「うちの学校から近い枇杷高校の屋上らしいぜ。」
「はぁ?枇杷高の屋上!?何でそんなとこなのよ?」
「さぁ・・・?俺にもわからねぇ。」
こんな話をしている間に授業は終了した。
号令をかけ、生徒たちがそれぞれ席を離れ動き出した時
紫海堂先生が直緒と流輝に近づいてにこりと笑いこう言った。
「2人とも夜遊びは危険ですよ。」と――
「え・・・?」
2人は、何の事か分からずきょとんとした。
しかし、先生はそれだけ言うとすぐに教室を出て行った。
今度のゴーストも手ごわそうだ。
しかし、なぜ高校の屋上なのだろうか・・・?
そして、先生が言った言葉の意味とは――・・・?
――――作者からのコメント――――
こんばんわ。久々の小説ですww
書くの遅くてスイマセン・・・
さて、話は第2話ってとこですねー。
これからどうなって行くのやら(笑)
では、今回もご意見、ご感想などありましたらお願いします。
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