NO.57 無理ゲー社会 橘 玲 | マルティン・ルターのぶろぐ

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はじめまして、マルティン・ルターです。今年の目標として読了30冊を掲げました。
今まで読んだ本も備忘録として残していきます。
主にビジネス書、リベラルアーツ、などです。+で中日ドラゴンズとごはん屋さんも発信していきます。

本日の読書感想文


 

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無理ゲー社会

橘 玲


 

不都合な遺伝子 

 



 

『バカと無知 橘 玲 ★』バカと無知​橘 玲  きっかけ  書籍紹介NO.3  きっかけとしては、日本人が知らない遺伝の真実、言ってはいけない、もっと言ってはいけない、上級国民下…リンクameblo.jp



バカと無知、上級国民下級国民、に続いて橘玲氏の著作です。いつも、なぜだか惹きつけられてしまいます。

 


 

知能格差社会 

 

1 「自分らしく生きる」という呪い(『君の名は。』と特攻;「自分さがし」という新たな世界宗教)

 

リベラル家の潮流で自分らしく生きられる世界が実現すると、必然的に、次の3つの変化が起こる。 

①世界が複雑になる

②中間共同体が解体する

③自己責任が強調される

 

 

2 知能格差社会(メリトクラシーのディストピア;遺伝ガチャで人生が決まるのか?)

 

メリットを(I+E=M)と明快に定義している。
Iは知能(インテリジェンス)、

Eは努力(エフォート)で、

メリット(M)は

「知能に努力を加えたもの」なのだ。

 

メリットのもう一つの特徴は、内面的な特性ではなく、公正な基準で客観的に評価されることだ。

これは現代社会では「学歴」「資格」「経験(実績)」で、なぜこれが公正かと言うと、すべての人が「努力」によって獲得できるとされているからだ。

 

メリトクラシーの背景には、「教育によって学力はいくらでも向上する」「努力すればどんな夢でも叶う」と言う信念がある。それこそが、「リベラルな社会」を成り立たせる最大の「神話」だ。


 

実力主義 (メリトクラシー) 

 

そうなんですよね。私自身も努力すれば報われる。成果がでないのは、自身の怠慢だと思っていました。リベラルな社会では、その論理でないと成り立たないからなのですね。


このメリトクラシーと資本主義が相まって、天井のない競争がつづくのです。


でも、そんな時代は終わったのかもしれません。拡大路線よりもバランス路線に変更しているようにも思います。


他者と比べてどうだというよりも、自身の感覚と思いに従って生きていけるようになっているような。