NO.56 上級国民下級国民 橘 玲 | マルティン・ルターのぶろぐ

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はじめまして、マルティン・ルターです。今年の目標として読了30冊を掲げました。
今まで読んだ本も備忘録として残していきます。
主にビジネス書、リベラルアーツ、などです。+で中日ドラゴンズとごはん屋さんも発信していきます。

本日の読書感想文


 

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上級国民下級国民

橘 玲


 

きっかけ 

 



マイケル・サンデル氏の「実力も運のうち」と合わせてよみました、アメリカ社会の分断がわかり、なぜトランプが大統領になったことの背景を知ることができたと思いました。




 

下級国民誕生 

 

平成で起きたこと

・日本のサラリーマンは世界でいちばん会社を憎んでいる

・正社員の割合は変わらなかった?

・女性の非正規が増えた理由

・「雇用破壊」はどこで起きたのか?

平成の日本の労働市場では、若者(とりわけ男性)の雇用を破壊することで中高年(団塊の世代)の雇用が守られたのです。

 

・各戸訪問でひきこもりを調査した町

・ひきこもりは100万人ではなく500万人?

・急落したGDP成長率

・生産性の高い工場も閉鎖されている?

・報酬の高い産業から低い産業への移動

・ITへの投資が少ないのではなく、投資の効果がない

・経済低迷の理由は「日本市場に魅力がない」から

 


 

令和で起きること 

 

・団塊の世代と団塊ジュニアに起きたこと

・中高年ホワイトカラーの失業はわずか5万人

・パラサイト・シングルの“発見”

・不都合なことはすべて若者の責任

・正社員と非正規の「差別」のない国

・世界一高い最低賃金をさらに引き上げるフランス

・「北」と「南」に分断されたイタリア

・守られた“おっさん”の既得権

日本的雇用の本質は「重層的な差別」であると考えています。なぜなら、日本という社会が、先進国のふりをした身分制社会だからです。

 

身分制社会、、、。確かに、知らず知らずのうちに、家柄がとか、育ちがとか、品がとか思ってしまう自分がいます。

自由で平等だと思い込ませている社会なだけなのでしょうね。