こんにちは。
ダム活ネタも随分溜まってしまい、行った時の事をそろそろ忘れそうなのでブログアップしたいと思います。
この日訪れたダムは
埼玉県と群馬県の県境にある「利根大堰(とねおおぜき)」です。
ここは利根川(とねがわ)に架かる大きな「堰(せき)」と呼ばれる設備で、川に流れる水を制御する機能を持っていてダムとはまたちょっと違った役割があります。
まずはダムカードを貰いに管理所へ
敷地内に入ってバイクでウロウロしていたら...
たまたま通りがかった係の方が見かねて声を掛けてくれました。
ダムカードが欲しい事を伝えると
ここに停めて良いですよ!と駐輪場所を教えて頂きました。
グローブ取ったりヘルメット脱いだりしていたら、先ほどの方がわざわざ事務所からダムカードを持ってきてくれました!
なんて優しい人だ!
ダムカードゲットです!
併せて「水の恵み」というカードも頂きました!
係の方、ありがとうございました!
係の方に「資料館的なのはありますか?」とお聞きしたところ、「2階の入口を入って直ぐの所に少しだけありますよ!」と教えて頂きました!
と言うことで早速入口へ向かいました。
入口を入って直ぐの所にチャイムがあり、ダムカードが欲しい場合はここでお願いする様です。
奥へ進むと利根大堰から水路までの大きな模型が展示されていました。
模型を見ただけでもその規模に驚かされます。
その隣には「情報公開コーナー」が設置されていて、利根大堰の情報が色々と展示されていました。
ネットでパンフレットを見つけたので、ここで「利根大堰(とねおおぜき)」の概要を書きたいと思います。
●ご興味がありましたら是非ご覧ください!
https://www.water.go.jp/kanto/tone/pdf/about/pamphlet/pamphlet2.pdf
近年の都内や都内近郊の人口増加に伴い飲料水や農業、工業用水の需要が増加し、それらの地域に利根川の水を供給できるように作られたのが利根大堰です。
利根大堰には沢山のゲートがあり、ゲートをコントロールして利根川の水を水路へ流す機能を持っています。
利根川から取水した水は6つの水路に分割され、各地域へ供給されています。
分割された水は水路を通って更に分割され我々が住む地域へ供給され浄水されて水道の水になったり、農業や工業用水として活用されています。
ダム活を始めるまでこんな仕組みで水が供給されているなんて思ってもいませんでした!
「情報公開コーナー」を一通り見させて頂いた後は、歩いて利根大堰へ向かいます。
画像は管理所の入口を出た所からで、堤防の先には利根川が流れています。
管理所を出て道に沿って歩いて行くと、取水口の水路側が見えてきました。
ここが利根川から分割されて来た水です。
更に進むと取水口が見えてきました。
ここから取水して水路へ水が流れて行きます。
利根大堰に沿った県道を歩きます。
幅1m位の歩道を歩いて行きますが、直ぐ横を大型トラックとかがビュンビュン通るので、なかなか怖いです!
橋から下を見てみると、設備の維持管理をされている方々が見えました。
中にはウエットスーツを着ている方もいて、水の中に潜って作業をされている様で、何だか頭が下がります!
橋の上からのゲートの様子です。
この微妙なゲートの高さ調節で水がうまく水路へ流れて行く様です。
利根大堰から利根川の下流側の景色です。
こちらは上流側です。
利根川はとても大きな川なので、まるで湖の様に見えます。
ビュンビュン通る大型トラックにビビりながらようやく対岸(群馬県側)に着き川沿いから利根大堰を撮ってみました。
川沿いには休憩スペースがありました。
一休みしてまた怖い歩道をビビリながら頑張って戻ります。
ちなみに利根大堰は約700m位あり、歩くと結構な距離です。
なかなかの距離を歩いて埼玉県側に戻り管理所の裏あたりに来ました。
埼玉側の利根大堰の真下には『大堰自然の観察室』と言う施設があるらしいのですが、残念ながら工事中で見ることはできませんでした。
いつかリベンジしてみたいと思います!
管理所の裏側には「利根導水のあらまし」と題した学習スペースがありました。
子供たちの社会科見学等で利用されている場所の様です。
施設見学 | ご来訪の方 | 独立行政法人水資源機構 利根導水総合事業所 (water.go.jp)
大きなパネルがあり、パネルの右下のボタンを押すと解説の音声と共にパネルにランプが順々に点灯して導水の仕組みを学習できるようになっていました。
全て聞くには約10分程掛かりますが、丸太の長椅子の最前列中央に一人で座ってしっかりと勉強させて頂きました!
アリーナ席を独り占めです!
解説は解りやすくてとても良い勉強になりました!
勉強が終わりパネルの横に通路があったので管理所へ戻ります。
駐車場には屋外トイレもあったので利用させて頂きました。
この後は利根大堰から分流される水路の1つである「武蔵水路(むさしすいろ)」にもダムカードがあるので、そちらへ向かいます。
ダム活を始めてみて発電や洪水対策等の仕組みをこれまで見させて頂きましたが、川の水を分流して各地域へ供給するという堰(せき)の存在を今回初めて知り、これら設備のお陰で水資源を不自由なく利用出来ている事を改めて感じました!
水道の蛇口をひねる度にこれまで見てきたダムを思い浮かべています!
バイクにリターンしてダム活を始めなければこんな事に気づけなかったので、改めてバイクにリターンして良かったと感じました!