みやみ富士登山競走はしったってよ2024(その後) | みやみの『住めばmiyako』

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いつか沖縄で開業する日を夢見て、仕事に遊びに全力疾走中♪

 

富士登山競走山頂コース

五合目関門でタイムアウト。

 

マットを超えるとき横の時計が示す2時間16分台という数字を確認。ようやくそこで足を止めます。

 

昨年と同じような景色。


いきどころのないランナーと、その思いが充満している空気。闘い疲れた兵士たちが各々の気持ちと向き合っています。

 

少し進むと見覚えのある赤いTシャツが。ギリギリだろうと予想していたかっきぃ嬢が佇んでいます。

 

とってもいやらしい感情ですが、どこかホッとしたことは本当です。できるだけ多くの仲間に完走してほしいと願いながら、実際自分がダメな立場になると、そっちの仲間が欲しくなるという。まだまだちっちぇ器でさーせん!

 

近づいてお互い「なにしてんだよおおお~~!」と口々に言いあって、言ってるそばからおかしくなってきて、

 

だって、

あたしら何回ここでぐすぐずしてやがるんだよって。

調子がいいときは雨により五合目打ち切り。

調子がわるいときは自ら五合目打ち切り。

 

いったい何回こんなんしてたらてっぺんまでいけるんだ、ばかーーー!!

 

もう笑ったり泣いたり麓に向かって叫んだり。おかげで腹ん中すっきりして、今年はあっさりそのまま移動。ああ、かっきぃがいてくれて本当によかった。去年はぜんぜん消化しきれずずーっとここに佇んでいたからな。

 

移動途中にお水とバナナ(まるごと1本!)チョコレートパンをいただいて、ふとかっきぃ嬢の足元を見ると、ナニソノ擦り傷血が出てんじゃん!!

 

けっこうそれが重症でしてね。きけば関門直前ですっころんだらしく、そこで戦意喪失してしまったと。たぶん、転ばなければ間に合っていただろう彼女のタイム。それを一切言い訳にしないところが、またかっちょよくてまた惚れた。あたしだったら散々それをいいわけにして自分を守っていただろうな。(ちっちぇえ)

 

おそらく2キロくらいあるだろうスバルラインまでの道。それを二人であーだこーだ言い合い、到着するころにはすっかりと笑顔に。


なにこのドヤ顔、完走したかのようだw


 

更衣室は雲上閣という建物なのですが、これがまたレース専用でなく一般の登山客の方と一緒のため、文字通り足の踏み場もないほどにごったがえし。

 

それでも隙間を見つけて全着替え。とにかく帰りのバスのクーラーが効きすぎていつも寒いんですわ。びっちょんこのまま移動すると、最後の最後で死にそーになるよw

 

シャトルバスはさほど並ばずさくさくと乗車。いつものことですが、いっちゃん落ちついてヒマなこの40分ほどの時間に速報を上げたり応援してくれていた人に連絡したいのですが、ぜんぜん電波が入らねー!

 

なので、すでに会場にmieちゃまがいることを知ったのも下山してからだという。あたしらてっきりそのまま練習のため、てっぺんまで行ってるのかと思ってましたw

 

その同じバスで昨年同じく五合目関門に引っ掛かり、ともに泣いた女子-ズを発見。

 

昨年↓




 

ここにいるってことは、おぬしたちもまた五合目ガールズだな?と妙な連帯感とともに再会を喜び、来年以降の富士山について相談。

 

結論は、「また来年ここで会いましょう」

て、みんなぜんぜん懲りてねー笑

 

再会うれしかったです!また富士山で!


 

ふらふらしていると黒ハットさんが、ベスポジに席を確保してくれているというので、mieちゃまも合流し、ビール片手にみんなお邪魔することに。

 

黒ハットさん!場所とりあがとうございます!



 

一年前と同じ光景。

飲み物片手にぼんやりと座り、流れてくる音楽に耳を傾け

心地よい風に吹かれていると、ついさっきまでのことが幻のようにも思えてくる。

 

なんだったんだろうあの時間は。

どこだったんだろうあの景色は。

あたしゃいったいなにしてたんだ?

 

もうすでに気分は富士山麓のフェスにでも来たかのような錯覚にとらわれている我々。

 

こんな時間があるからいけないんだ。

贅沢すぎるこのニンジンタイム。

またこんな上等なご褒美を求めて

うっかりとここに来ちゃうじゃんか(ニワトリ)

 

五合目コースのひさよさんも戻り、ぼちぼちみんなでお風呂へ移動。

 

ちょうど会場を出たとこで、山頂完走組とばったり遭遇。

いいないいな、てっぺんまで行けていいな。

祝福と羨ましさと妬ましさ←とともにハイチーズ。

また来年もここで会いましょう!



 

シャトルバスで富士山駅まで戻り、そっからタクシーで泉水の湯へ。

 

レースだからという混雑もなく(女子は少ないからか?)たっぶり2時間ほど温泉を堪能。

 

さして17時過ぎには富士急ハイランドの高速バス乗り場へ。

東京行き、日吉駅行き、横浜駅行きと別れて乗車

 

長い長い一日と、長い長い富士登山競走へのわたしの一年が終わりました。

 

 

(つづく)