野辺山から一週間。
今日はぽくぽく走りながらずっとその一日を振り返っていました。
一週間の前の今頃は。
〇〇時ならあのあたり。
地味に鮮明に思い出され、無駄に胸がキュッとする。
過酷なレースほどその傾向が強く。
これも麻薬のひとつでしょうかw
◆◆
レースレポつづきます。
無事に50キロを6時間以内に通過し、次のステージへと歩を進めます。
ほどなくして前方からランナーさんたちが。ああ、これがmieちゃまから聞いていたスライド区間なんだとそこで初めて思い出します。
とはいえ、それが何キロつづくやらの情報まではしらんわたし。少し進むとそのmieちゃまが元気よく右サイドから降りてきます。
おお~!奇跡~!!とハイテンションでパチリ。
ただ、この区間案外長くて、第一ウェーブでものすっご速いとか第二ウェーブでものすっご遅いとかなく、お互いそこそこのペースで走っていれば会えるもんだと後から気づくことに。
mieちゃまが過ぎてほどなくすると、オグきなさんがこれまた良いペースで降臨。エールを交わし互いに写真をパチリ。
※わたしが声かけて足を止めさせただけで実際は歩いてはおりませんw
※わたしは無駄に元気アピール
さらに進むと、知らない男性から声をかけられたのでお返事すると、「ヤマシュンの練習仲間です」と。見ると背中にはレジェンドの印、名前入りのゼッケンじゃありませんか!
思わずここでもすがるように、「わたし、こんなとこでちんたらしてて完走できますかね?」と尋ねると、「大丈夫です、わたしはいつもこのへんで歩いてても完走してますから」と。
それを聞いてまた一安心。とっても心強かったです!ありがとうございます!(とヤマシュンさん、伝えておいてください>業務連絡)
そうしてスライド最後に現れたのは、我らがキング。
※もうダメぼのポーズw
てか、てっきりmieちゃまより前にいる気で、もう行っちゃったのかと思ってたよ(まさかの女子二人の後方w)
そうして、ようやくわたしも折り返し。オグきなさんから「冷やしパインが美味しかったよ」と言われていたのですかさずゲット。
たしかこのへんで26度の温度計を見た記憶が。じりじりとカラダが疲弊されていきます。
エイドをあとにするとずっと前を走っていると思っていたひさよさんとスライドします。わたしよりずーっと実力のある彼女。後から聞くと高山病?で体調不&転倒もしていたとか。前半はなかなか厳しいコンディションだったようです涙。
折り返しのスライドでは、けえこさんとみなとみらいのカズさん、そして野辺山番長ERIさんの姿を見つけてエール。
そして、スライドが終わる分岐直前で、背後から男性に声をかけられます。
みやみさん?というその声に「はーい」と反応して振り向くと、なんとウルトラ仲間のポップさん!ここでようやくお姿キャッチ!
その直前のブログで今回の野辺山出走を知ったポップさん。ええ、ポップさんといえば忘れもしない、2020年の南伊豆みちくさウルトラで文字通り100キロそのすべての区間、生死を共にした仲間。
なので、今回もあわよくばランデブーラン。またわたしをゴールに連れてって(はあと)と目論んでいましたが、いやそれがあまりにも二人とも疲れすぎていてですね。
会ったとたん、わたしは「もう走れないのので先に行ってください」と歩き出す始末で、ポップさんもその後走ったり歩いたりで、ちっともお互いのコンディションがあわねーw
唯一一緒になったエイドでパチリ。
ここで今生の別れを告げました(ゴール後会えたけどw)
しかし、こっからが長かったですね。(うんざり)
すげー長い坂を上ったり下ったり、このへんにくるとほぼ周りの面子が固まってきて、お互い走っては抜かし歩いては抜かされを繰り返し、それが大きく入れ替わることもなく、ようやくでっかい坂を超えると
ン?馬越峠って看板が?
右方向に矢印むいてっけど後ろさしてないとおかしくね?
いや、コースをしらんって怖いですね。わたし、本気で今上ってきた坂が鬼門の馬越峠だと思ってたんですよ。
そして次のエイドで一緒になったひさよさんと二人でおそるおそるボランティアさんに尋ねると、「ああ、馬越峠はこっからね。次のエイドまでは2.5キロあるから。たくさん飲んで食べてってね」
はああい、わかいまった( ;∀;)( ;∀;)
そうして、いよいよ野辺山の大ボス、馬越峠がはじまります(シロメ)
(つづく)





