あの日富山で買ったシャツを本日おかやんに譲りました。
これな
寒さに凍え飛び込んだ無印。長袖ならなんでもいいやと適当に選んだものだったけど
いざ着てみるとなんということ。
ナニコノ着心地。
軽くてあったけー!
さすがは天下の無印さん。そのコスパとクオリティたるや神!
そして着ているそばから「コレ、おかやんにあげよう」と思うわたしも天使ようだ←
案の定「もったいないわ」とタンスに仕舞い込む母に、「じゃあたしが着るから返せ」と脅すと、ヤダヤダと取り返そうと引っ張りっこ。
ようやく大人しく羽織る母を見て、ああ、わたしはたぶん、富山に行くたび、その駅前を通るたび、思い出すんだなぁとおもう。
そこでシャツを買ったこと
そのシャツを母にあげたこと
そしてそれを羽織る母の姿
それがこれから楽しみにもなり、それがいつかとても大切なものになる。
◆◆
レースレポつづきます。
その①
その②
10キロ手前だったでしょうか。あ、パンダーニ!と言いながらわたしをパスしていく女性が。その後ろ姿を見てみると、彼女は上下パンダーニ。
そうそう、特徴あるウェアを着てると、つい声をかけたくなるし、自分とお揃いだったりすると、親近感湧くもんね(ジンガーとか旬
)
その軽やかな走りを追っかけながら、しばらくぽくぽく進んでいくと、前方からランナーがちらほらと見えてきます。
ここでようやくスライド区間。そして近づく跨線橋。
この辺の人はどのくらいのタイムなのかなーと横目で様子をうかがっていると、
あ、足柄T!
ちょうどこちらが上ってるところを、軽やかに下ってくるキング
足柄!ファイトー!と声をかけ、ヒィコラ上りきり今度は下り。そしてくるりと折り返しを過ぎた時、後方からスーッと小柄な女子が。
おおお、ここで女子に抜かれたか。てかここから上げていくって強いなー
どんどんと離れていく背中を追っかけ、気がつくと15キロという標識。
ああ、もう15キロか、早いなー。
あとたった6キロなんてもったいないなー。
別にだからペースを上げるとか、ギアを入れるとかそんな余裕はまーったくありませんでしたが、
沿道の応援に手を振って、
ありがとうとお礼を言って、
見知らぬ街を気持ちよく走る。
こんなスペシャルな時間ってあるか?
そんなしあわせを噛み締めていると、17キロ地点で後ろから「みやみさんですか?」と。
振り向くとみどりのTシャツを着ている男性。そして「アオタイ出るんですか?」とおっさるので、「出ないんですよ〜」と言った後、出るんですか?と聞き返そうとしたら、あっさり千切られましたとさ(お声がけありがとうございます!アオタイ出るのかな?頑張ってください
)
そして残り4キロちょい、カワケイ約4周弱、水曜練ならビルドアップするところ、ま、いっかとそのままステイ。
そしてタラコさんから前もって聞いていた、ラストの跨線橋を上ったところで、
「あと○キロ!1時間34分!」と沿道の方から読み上げが。
ちょうどキロ表示を見落としており、あと2キロ6分で行くのは無理ポと絶望がよぎった直後『残り1キロ』の看板。
なんだよ!
ラスト1キロじゃねーか!
(1.2キロ!と叫んでくれてた様子)
そこから100分の神様が降臨。ここでパンダーニの彼女と一緒になったので、「ラスト、上げていきましょう!」と声がけしてスパート。
キロ5を切って走れたら100分!ただそこのみを信じて、
走る
走る
走る
こんなに走れんならもっと早く頑張れよって話ですが笑、このための20キロなら全然悪くない。
そうして戻ってきた競技場。談笑しているキングと盟友Mさんに投げキスを押し投げ付け、最後の直線。
フィニッシュライン数mのところで、電光時計をチラリと見ると、示すはなんと「1時間39分54秒」!
ちょ!マテ、これ間に合うのか?きゃーー‼︎届け届け‼︎と大騒ぎでフィニッシュ。
た、ぶん、間に合ったはず。
見立て5mくらいだったし、
間に合ってる、はず。
手元の時計は1時間39分52秒。ロストタイムも数秒だったし、多分、いやきっと切れているに違いない。
そう信じて、ニコニコでキングのところへ。
ん、キレてねーけどな(´・_・`)むー
(つづく)