昨夜は一部の坂バカの間で絶対に負けられない闘いが繰り広げられていましたね。
みなさま、希望のコースはゲットできましたでしょうか?
かくゆうわたしは五合目からの頂上コースゲット…したのか?
その結果は神のみぞ知る




さて、三浦半島ウルトラ練習後半。
最終ジャッジを左(城ヶ島)へ振り切り、腹をくくって走り出します。
そこからは全く見えない遥か半島。
あの山超えたら、という山のなんと遠いことでしょう

相変わらず風は強いし
この時点で既に55キロオーバー。
ただひたすらに足を動かす
それ以外にすることも、できることもありまてん。
まず一つ目の地味に長く、地味に斜度のある上り坂。
仲間の様子をうかがうも
だーれも歩き出さないし
だーれも止まりもしないので
チッ仕方ねぇ、走るか

昨日足柄峠を二往復もしたという謎のウォーミングアップ後のらんな〜さんが、周りの景色や桜を見ては、気を紛らわすよう話題を振ってくれますが、もはやみんな軽くスルーw 余裕がなくてすみません
(てかなんでこの人はこんな余裕なんだw)

一つ目の坂の中腹でようやくコンビニを見つけて休憩。しかしもう何も食べられず飲めずでただ止まって休むのみ。
ここから多分6キロくらい、という正確なナビゲーターのtakaさんの言葉だけを頼りに、最後の気力を振り絞ります。
緩やかに下ってのどかな風景に少し気持ちを楽にしていると、どどんと目の前に広がる急斜面。
何あのアホ坂道、あそこ上るの?

イヤイヤ、見た目ほどは上らないよ、と言ってくださる規格外のらんな〜さんをもはやどこまで信じるべきか(失礼)
もうここまできたらぜってー走る
ぜってー「完走」してやるもんね

大会でもレースでもなく、そこにメダルもフィニッシャーズタオルもなくても、もはやここは意地の問題。そう、自分の気持ちだけの問題。
誰に強制されたでもなく、義務でも仕事でもないこんなことを、選んだ自分であるならば、それは自分で引き受けねば

猛烈な風と闘いながら、とりあえず坂の上に到着。
風車のあるそこの場所は、うっすらと陽が傾き始め、なんとも幻想的な風景。
あと少し
あと3キロ。
ただ前に進むのみ。
坂を下るとようやく左手に見えてきた城ヶ島。
しかし、看板が指す矢印は、なぜか右?
「ちょっと右に回り込んで、そしたらすぐに橋があるから」
ほんとにちょっと?

ほんとにすぐ?

らんな〜さんの「ちょっと」と「すぐ」が当てにならないのはアメブロ界ではすでに常識(笑)
そして「ちょっと」右に曲がり、すると「すぐ」見えてきた(のか?)島へ続く有料道路。
ここを渡ったら城ヶ島。
残り数百メートルだ。
よっしゃと気合いで駆け出すと
な、なに、この風。
進みやしねぇ

もはや歩いてるのと変わらない速度で、
それでも「走る」ことにはこだわり、
※飛ばされないよう必死
ようやく橋を渡りきり、
全員で城ヶ島へ上陸。
やったー!
ここまでたどり着いたよ!

本来ならここからさらに進み、半島の先の灯台を拝み、三崎口の駅まで戻って70キロコンプリートのところ、
4分後にバスが来るというタイミング
それを振り切る勇気はありまてんw
かなり中途半端ながら、ここでフィニッシュ。全66キロ?みんな本当に頑張りました。
そこからはバスで三崎口の駅まで。
電車で京急久里浜まで戻り、冷え切った身体を銭湯で緩め、
駅前の居酒屋でしっぽり打ち上げ。
そして終わった「春のマナ練〜三浦半島縦断走」
いつものことですが、走ってる時は、何してんだろ〜と何万回も思いますが、走ってしまうと全ては思い出。しかも美化されているのがコワイw
結局、頑張っている自分に、ただただ会いたいんだなぁと。すげぇ、わたしよく走ったなぁと、振り返り自分を褒められる一日。うんざりしながら、来年は絶対コンプリートするぞ、などと今から口にするアホなことよ(笑)
66キロもの行程をとうてい1人では走れないところ、お誘いいただきありがとうございました。やっぱり仲間の力ってすごいなー

また来年も、春を探しに三浦まで。
またよろしくお願いします
