静岡は今年も雨でした。
て、本当にね、今日の晴れ間を見ていると、あんなにも雨が降り続いていた昨日がなんだか夢のように感じられる昼下がり。暇に任せて静岡マラソン2015の大会レポを。(勤務時間中に暇ってなんだよw)
いや、本当に、冒頭にも書きましたが、大事なことなので二度言います。「静岡は今年も雨でした」。昨年の第一回大会も、わたし出走したのですが、それも見事な暴風雨でしたね。去年は朝からひどい雨足だったかな。最初からポンチョ着てましたしね。今年は、それに比べたら、朝は小降雨状態で、スタート時はむしろこのくらいの天気の方が走りやすいのではと錯覚しました。
ええ、とんでもない思い違いでしたがね。( ̄∀ ̄)フッ
この静岡マラソン、その昔は(と言っても3年前)駿府マラソンという有名なハーフ大会でした。それが去年からフルの部が設けられ、名称も「静岡マラソン」に改名。その第一回大会にもわたし出走したのですが、印象としてはとにかく「ストレスのない大会」。運営、コース、アクセス、ボランティア、どれをとってもとにかく素晴らしいんです。なので、今年も迷わずリピート。去年まで前日受付オンリーだった点も改善され、ゼッケンも事前に送られてくるという、柔軟さ。去年指摘されていた点がほぼ改善されていた、というのはランネットのクチコミで、そういう対応の早さも魅力ですね。前向きな姿勢が好印象。
の、静岡マラソン。事前にゼッケンが送られてくるため前泊の必要はなくなったのですが、何故かわたしはそんな昨年より更に1泊多い二泊三日@静岡。だって一泊じゃ食べたいものも十分食べられませんからね。
という、静岡グルメはまた後日ご報告ということで、今日はレースについて。そう、わたし、二泊三日もして、万全に備えていたんです。ホテルもスタート地点にほぼ近いところを抑え、徒歩10分で行けると言うところ、
なんと、
ワタクシ、
出発にぐずぐずしすぎて、荷物預けに間に合わなったんだよん(・∀・)ニャハ
そう、長い'(?)ラン人生初めての失態。確かにスタート地点までは10分もあれば行けました。が、その奥の奥の駿府城公園内の荷物預けの各トラック、なんともまあ広大なスペースに点在しており、もともと方向オンチなわたしは全く逆のゾーンへ行き、真逆だよ、あっちだよ、と言われている時点で締切1分前のアナウンス。荷物抱えてスーパーダッシュするものの、無情にも目の前でトラックのフタが閉められました。( ゚ ▽ ゚ ;)キャー
その時点で7時50分。整列も8時締め切りなので、それに間に合わないと最後尾になってしまう。いや、走りましたよ。時間外受付のトラックが更に奥にあると聞きつけ、そこまで数百メートル荷物を抱えてダッシュ。なんとかそのトラックに受け取ってもらい、さらに自分のBブロック地点までダッシュ。もうスタート前からへとへとです。
なんとか、整列もゲートが閉鎖される前にタッチの差で滑り込み。もう、この時点でポンチョとか荷物に入れっぱなしだし、取り出そうと思っていたサングラスも忘れるし、全てはもうあるがまま。とりあえずのもので走るしかありません。
幸い、スタート時は小雨で、寒さも感じなかったため、むしろポンチョは邪魔になったかなと思ってました。この天候じゃサングラスなんかも不必要だし、と前向きな姿勢で8時20分、スタート。
Bブロックの最後尾付近。ロスタイムは1分ちょいといったところ。今回の設定は、最初の渋滞のみキロ5分10までオッケーとし、残りはおしなべて4分50.。これで走り切れれば3時間25分切り達成です。前回の別府で力を出し切れていなかった気持ちもあり、少し強気に設定してみました。今シーズン最後のガチだし、去年の自分は超えたいとの野望を抱き、
スタート~5キロ 案の定少し詰まり気味。気づくと5分チョイ超えがしばしば。なんとか軌道修正に努め
5キロ~10キロ 全く意識してなかったのですが、周りにつられてペースダウン。そしてそのまま上がらず、この時、もしやわたし、朝食べ過ぎたんじゃないか疑惑発生。お握り(1個)はともかく、塩大福、カステラ、バナナケーキ、子どもの遠足かと思い反省しつつ
10キロ~15キロ 少しペースを上げたものの、やっぱりなんとなーく体が重く、デブマックスの自分が原因かとそら恐ろしい現実におののき
15キロ~20キロ まさかの、「もしかしてあたし、トイレとか行きたいんじゃねーか」疑惑。いや、疑惑じゃないし、わたし本気でいきたいし、ああ、何度ブラックボックスに入れても入れても、トイレのイメージが離れない・・・
てことで、どーせならハーフまで走り切っていつものようにジェルを注入しながら用を足そうと思ったところで、ならばそこまではダッシュでいこう、とキロ4分40秒に急にアゲアゲ。トイレも本気で行きたかったし、人間、目の前のニンジンと急場のトイレがあると頑張れることを実感w
で、20キロ付近で小休止。手もかじかんで恐竜のようなノロマな動作でトイレとジェルと塩熱サプリをそこで注入。2分ちょい使ったかなー、そこまでのペースを鑑みて、サブ3.5も怪しい雲行き。
20キロ~25キロ とりあえず、ロスした分を取り戻そうとペースアップで海外沿いへ。少しずつ雨風が強くなりかなりめげそうになりましたが、トイレに行ってなんとなーく体も軽くなり始め
25キロ~30キロ ここいら辺が静岡マラソンの鬼門。海岸沿いを行って帰って行ってと、往復をさせられるランナーに大不評のコース。そこで、風船をつけたペーサーとすれ違い。なんと遠い3.5ペーサー。最早追いつける気が致しません。ここで3.5は諦めました。
30キロ~35キロ 海岸線をようやく脱出。この辺から、止まると足が攣りそうになることに気付き、給水を摂らないようにしちゃいました(てか未だに泊まってしか飲めない。。)。なので、そうなると脱水が心配となり、塩熱サプリを投入・・・しようにも手がかじかんで取り出せず、泣きそうになったところで、なんと塩飴を配っている私設エイドのオッサン発見。おじさん、ちょうだーい、ありがとぉぉぉ~~。ここでなんとか事なきを得て、
35キロ~40キロ。もうここまできたらキロ4.50でも4.55でもなんでもいいから、行けるとこまで行こうとダッシュ。足さえもってくれればどんなペースでもかまわない、と
40キロ~フィニッシュ 結局、風船ペーサーには追いつけず、そのままフィニッシュゲートが見えてきてしまいました。まあ、こんな大会もあるさ、サブ3.5も切れなくても仕方ない、そんでもあたし、雨にもマケズ風にもマケズ、頑張ったよねって、最後の力を振り絞り、ゴーーーール。
しようとしたところ、
あれ。
電光掲示板、
3時間28分て、なに?
全然意味がわからないまま、そのままフィニッシュ。
あれ。ナンデ??
これは後から聞いたところですが、3.15ペーサーもいたらしく。てっきりわたし、前方の風船、3.5ペーサーだと思っており、その現実をもってしても、しばらく「3.5ペーサー、なんであたしより早くゴールしてんの?おかしくない?しっかり仕事しろよなー」と本気で思っていたと言う。おかしいのはアタシでしたw
て、良く考えれば、手元の時計見ればわかった話ですよね。あたし、ペースばかり気にして一切スプリットタイムを見ていませんでした。確かに手元の時計は3時間27分40秒。なんで気づかないかね、アタシ。
そう、意識してたらもう少し頑張りたかったというのが正直なところ。というのも、PBに僅か9秒足りなかったので、どっかで勝負賭けられたかもと。思うのは結果論なので、そんなことしたら潰れていたかもしれないし、足が攣っていたかもなどなど。
という、棚ボタっぽいタイムでしたが、今回も無事に3.5を切れました。と言ってもPBではないので、もろ手で喜べないのですが、一応セカンドベストなので、ご褒美の前借りはチャラということで(・∀・)ニャハ。
しかし、この静岡、実はやはり高速コースなんですかね。距離短いんじゃないか疑惑は払拭されましたが(ちゃんと42.195ありました。当たり前か)、去年も今年もトイレに行って、各々ベストとセカンドベスト。トイレも行かず頑張った別府より速いんですから訳が分からない。
相性のいい大会ってあるんですかね。それなら間違いなく、静岡はわたしのベスト。いつも勝負飯にしてる鰻も美味しいし、キルフェボンもあるし、美味しいお店も多いし毎年リピートしてもいいかな^^
ということで、今シーズンのガチレースはこれですべて終了です。PB更新にはならなかったシーズンですが、大きな収穫はイーブンで走るというレース展開を掴めたこと。(夢の島コーチありがとうございます)。今回も自分で言いますがw、この見事なラップ。
去年までの自分では考えられませんでした。最初突っ込んで最後撃沈、その繰り返しで全く安定しませんでしたが、「最初は耐える」技を身につけ、実際楽にフィニッシュできるようになりました。そう、実際、まだ余力があるんです。途中笑ったり、レース後走れたり。なので、来シーズンはもう少し、攻めていきたいと思います。
来年は静岡、晴れたらいいなー。
【晴れたら見えると言う景色。てかあたし、ダウンジャレットの袖、短ッww】