生きる | みやみの『住めばmiyako』

みやみの『住めばmiyako』

いつか沖縄で開業する日を夢見て、仕事に遊びに全力疾走中♪

「生きるって何だろう」、などと大それたことを、

フレンチのコースを食べながら、しんとわたしは考えていた。

秘境のレストラン。

雨降りの昼下がり。

例えば自分が思うように、このお肉を食べられないと仮定したら。

目の前にいるその人は、わたしよりずっと『生きて』いた。

自力で歩くことも、一人で食事をすることも、立ち上がることさえできない身体で、

それでも、間違いなくその人は『生きて』いた。

そこにいる誰よりも、強く、深く、自分の人生を歩んでいるように見えた。

このために生まれてきたんだ、と思える何か。

おそらくその人は、それを見つけ、きっと知ることができるだろう。

例え、そのお肉が切れても、走れても、一人で立ち上がれても、あたしはそれを見つけるだろうか。

「何のために生きて行くんだろう」。

それを知る力のあるその人は、大きくて、優しくて、眩しかった。


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