朝ラン・雪ラン | みやみの『住めばmiyako』

みやみの『住めばmiyako』

いつか沖縄で開業する日を夢見て、仕事に遊びに全力疾走中♪

言い訳はたくさんあった。


まだ、地面が凍結しているだろう、とか、


もしかしたら、道が閉鎖されてるんじゃないか、とか。


だから、起きても、まだ葛藤してた。


今日は、あんまし、天気も良くなかったし。


わくわくする日の出も、見られそうもなかったし。


けど、負けた。


自分の好奇心に。


見てみたかった。


いつものコースがどうなっているのか。


いつも通り、暗い中、走り出す。


裏道はまだジャリジャリ。


滑らないように、


転ばないように、


いつもの橋の上に立つ。


おお。一面の雪景色。



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ちょっとまだらになっちゃってるけど、ラン人生、初めての景色。


コースは順調。


誰が除雪してくれたのか、


そこだけは真っ直ぐに延びていて。


不思議なことに、アタマが理解しているからか、


「雪なんだから、寒いの当たり前」って、


ちゃんと、無意識に覚悟ができているからか、


いつもより、寒さを感じない。


途中、いつものランナーさんたちともすれ違う。


お互い、「この寒いのに、好きだねえ」って顔して、すれ違う。


ちょっとした連帯感。


日陰の雪は、きっと、永く残るだろう。


それでも、春は確実に近づいてくる。


こんな雪を眺めていると、余計桜を恋しく思う。


冬来たりなば、春遠からじ。


4月。桜の木の下で、信じられない雪が降った、この冬のことを思い出そう。


多分、その頃には思い出せないようなこの寒さを、今のうちに覚えておこう。


三か月後はこの道も、桜のピンクで染まるだろう。


この寒さも、もう少し。


春は、もう少し。



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