前にもこのblogで告知してました けど、今回のテーマは「辺境の生き物たち」。
この日の様子はOWSのblogにもアップされていましたので、こちらもゼヒ。
辺境の生物って、要は深海とか火山とかに住んでいる生き物たちのことです。
って、ふつーはそんなとこに生き物はとても住めません(>_<)
だって深海じゃ太陽の光がとどかないし。
光がなければ光合成をして酸素を作ってくれる植物も住めないはず。
火山だって、高熱ですしね。
でも住んでるヤツがいるんです、地球ってトコには。
ホントフシギな世界だと思います。
この業界?で比較的有名なのがこのチューブワーム(TubeWorm)。
tubeは管、wormは細長く足のない虫のことですから、直訳すると「くだむし=管虫(まーそのまんま^^;) 」とゆーことですね。
写真を見ていただければわかると思うのですが、棲管といわれる粘膜でできた管みたいなトコロから顔?を出しているのがチューブワームの本体です。
でも口とかはなくって、硫黄酸化細菌をその体内に持ち、共生しているそーです。
以上wikiの受け売りでした。
でも体長はおっきいヤツで1.8mくらいはあるらしく...。
こんなのダイビングで出遭っちゃったら、かなりキモワルソー(>_<)
こんなことを教えてくださった今回のスピーカーは、広島大学の長沼准教授。
彼は深海調査船 「しんかい6500」 なんかに乗ってこのような深海に棲む生物を観察・調査に行かれているヒトです。
彼は深海や火山や極地みたいな住みずらソーなトコロにいる生物を研究することによって、進化の秘密、ひいては人間の成り立ちがわかるんちゃうか、とゆー観点で研究を続けられています。
トークを聴いているだけでも、ものすごくアタマの良いヒトだとゆーことがよーくわかります。
なんと、宇宙飛行士の最終審査まで残っていたとゆー経歴の持ち主。
あの野口聡一サンと同期で、もー少しで宇宙に行けたのにぃ、とそーとー悔しがっていましたね。
彼は、こういった研究で、TVや講演なんかでメディアへの露出度が高くしています。
でも自然科学系に、こういった情報発信型のヒトがおられるとゆーのは正直心強いです。
でも、OWSでイロイロな学者サンとお知り合いになってわかったのは、専門分野だけではなくて、言語能力の他に、高いプレゼンテーションやコミュニュケーション能力が求められていることがよくわかります。
だって、そういった能力が無いヒトはスポンサーや研究予算もgetできないし、企業や海外からの共同研究のオファーなんか来ないでしょーし。
彼はワタクシと同年代。
面白おかしく難しいことを伝えようとされているスタンスは同年代として共感&同感できました。
彼のキャラについては2007年に出演された「プロフェショナル仕事の流儀」スタッフブログがオモシロソーでした。
日本はこんな変わった頭脳をもっと支援していかなきゃ!と思った一日でした。
だからじゃないですけど、長沼サンの近著もご紹介。
辺境生物探訪記 生命の本質を求めて (光文社新書)/長沼 毅

¥1,470
Amazon.co.jp