とりあえず室内を塗るところから始めよう | 美軌模型店の待合室

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一緒に工作を楽しみましょう!(^^)/

皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。

 

史上最強の遜色準急を仕立てよう!その1

 

実はまだ個人的には

ファイナルアンサーが見つかっていない工作のひとつ、

 

「古典的な形式の木造の内装は

どんな色にすべきか?」

 

これは現在も残る保存車両を見てのとおり

ひとくちに内装色と言いましても

ニスの色だけでさえ多様だったりしまして

これがなかなか決まらないんですよね。

 

ある意味では、木の表現は

どちらかというと印刷の方が適性があり

弊店の「型紙キット」くらいの濃度感だと

ちょうど室内灯をつけた時に感じが出るのですが

(個人の感想です。笑)

 

プラを塗装するケースはむしろ多いわけですから

これから色々試していきたいところですね。

 

というわけで、

ベストかどうかはさておき

今回はこんな感じになりました。

この意図などは、このあとすぐ(^^)

 

まずは塗れるところを塗ってしまいましょう。

今回はキハ22、キハ04を同時に進めます。

 

こちらは紙で作ったキハ22の床板です。

木張りの床の場合、普段でしたら

なるべく室内がうすら暗くならないように

加減をして薄めに塗装するのですが

今回は比較的明るめの室内灯を既に装着しているため

逆に明るさを調整するくらいの気持ちで

濃いめの色をしっかりと塗ってしまいました。

とはいえ、木の感じが少しでも出るように

薄めの塗料をあえて筆ムラをつけてみました。

しかし、腰掛を装着した後で、

果たして見えるかどうかは未知数です。

 

以後、この乾燥中にキハ04側を塗ったりして

交互に作業したのですが

話がややこしくなるので少しまとめます(笑)。

 

そこそこ乾燥したら軽くマスキングして

壁面側にクリーム色を塗装。

水性のあとに油性??

まったくセオリーに反してますが

多少地色が溶け出ても問題ありません。

壁の方は隠れるまで厚塗りして適当に済ませました。

 

結果、完全乾燥前にテープを貼ったため

剥離時に塗装面がついてくる事を恐れ

あまり密着させなかったという間抜け要素もあり

マスキングの意味があったかどうか

定かでないような塗り分け線となりました(笑)

ところが、これも全く気にしなくてもOK。

どうせこのカドには角棒を貼って

暖房と腰掛の脚を兼ねさせますので

どうせ隠れるからです(^^)

 

じゃあマスキングをした意味は??

 

ないですね。

まあ、それもアドリブ気まぐれ工作というものです(笑)

 

キハ22の床まわりの塗装は以上です。

幸い、前回工作で車体側の内装塗装は済んでます。

これは、途中までちゃんとやった

自分を褒めておくことにします。

 

というわけで、

キハ22側を乾かしながら進めた

キハ04側の話に進みます。

床面の色は、

保存車両の感じを見ると

かなり使い込んだ風情の

かすれた茶褐色というか、何というか。

少なくとも、あまりはっきりした色でない方が

のちの気動車との差別化が出来るかなあと

あえてヘンな色でムラをつけてみました。

 

次に腰掛のモケット色ですが

適当な薄緑色がなかったので

使い切る寸前の水性の緑色に

黄色を混ぜて少し明るく調色しました。

 

こんな感じかな・・

余談ですが、

危うく白で色を薄くしようとするところでした。

それをやると、

乗務員室のあの「よもぎ色」になりますよね。

よもぎは先日作って足したばかりなので

しばらく要りません。

あぶない、あぶない(笑)

 

ちなみに、戦前から40年代位まで生き残った

車両の内装の私のイメージといえば

このあたりが典型的かと思います。

これはリニア鉄道館のモハ52。

 

もう少し薄いニスが塗られた壁面だと

ずいぶん車内の印象も変わってきます。

こちらは同じくリニア鉄道館のモハ1。

旧形客車を見ていると

ニス色が形式によるものではなさそうだ、

という気がしているのですが

時代や形式とニス色の相関性は

今のところ個人的には把握していません。

 

どうなんでしょうね。

体系的に車号と色を突き合わせていけば

何かが見えてくるかもしれません。

まあ、今はそこまでしなくていいかな・・(^^;

 

閑話休題。

その緑色を座面に塗るとこんな感じになりました。

メチャクチャ冴えない色に見えます。

これでいいはずです。

電球色の室内灯で照らした時にどう見えるか、

が勝負ですので、

今の蛍光灯下で作業・撮影している時の色より

だいぶ暖色がかって見えるはず。

 

その時に、

くすんだ感じの床の色と、

対照的に緑色が「程よく」映えれば最高です。

さて、どうなります事やら。

 

最後に木の色ですが

正直、キハ04はこの色だった!

とズバリ特定する手がかりはありませんので

こちらは暗くなりすぎない程度の

レッドブラウンを塗ってみる事にしました。

 

ここでの注意点はただひとつ、

くれぐれも窓の断面に茶色をはみ出させない事です。

ハメコミの窓ガラスならともかく、

この車両は断面が見事に露出しますから

はみ出しは丸見えとなります。

これが結構な修行でして

少し薄めの塗料を爪楊枝につけて

表面張力でサッと流す感じに色を乗せたのですが

 

この窓の数よ(笑)

 

おかげで、イス板の乾燥に

たっぷり時間をとる事ができました(笑)

最後に腰掛の背もたれの周囲に

壁と同じレッドブラウンで枠を書いて完成です。

恐らく乗務員エリアも

完全に遮断された空間ではなく

また鉄コレですから内装が正確とは限りません。

あくまでモールドに合わせてそれらしくしておきました。

 

どうしても思い入れのある車内だったら

図面と照らし合わせて色々追加修整する曲面ですが

今回はこんなもんで良しとしました。

 

気になったら、

また後でいじればいいですしね(^^)

 

ではまた明日。

 

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