塗装完了!はたして似たのか似なかったのか?答えは意外なところに・・ | 美軌模型店の待合室

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一緒に工作を楽しみましょう!(^^)/

皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。

 

かわいい湘南顔の巡道車を作ろう!その11

 

ついに塗装が完了しました!!

 

そして、これをもちまして

実物の印象が再現できたかどうか

答えが出たことになります。

まあ正しくは、

窓ガラスを入れて下回りを嵌め、

地面に立った姿が本当の完成ですから

一応「9回裏の攻撃を残している」

という感じではあるんですけどね。

 

そんな自己採点のお話は

今日の最後にしておきましょうか(^^)

 

さて工作です。

白はいつものクレオスの「キャラクターホワイト」。

ちょうどいい半ツヤ加減で、

真っ白を塗るときに重宝します。

ピカピカの金属感が欲しいときは

断然光沢がいいのですが

この子もたぶん若くて50~60歳。

いくらレストアされて本物の塗装はピカピカとはいえ

多少落ち着かせた方が雰囲気が出るに違いありません。

 

ボロ隠しのサーフェーサーも兼ねて

かなり厚塗りしていますので

たっぷりひと晩乾燥させ、

今日はマスキングからスタートです。

塗り分け線は

ライトユニットのわずかに上あたり。

ここにテープを貼っただけでは

吹き込んで痛い目に遭うのが見えてますので

細帯を切り出して線を決めてから

怪しい部分には爪楊枝で

マスキングゾルを塗っておきました。

ライトまわりのほか

扉のカドなども注意したい部分ですね。

 

その上からびっちりと重ね貼りすれば安心です。

 

余談ですが

この白と黄色のカラーリング、

同じ台湾のナローゲージである

花東線の昔の塗装を想起させますなあ(*^^*)

話のついでにその実物を。

今は公園となっている旧台東駅構内に

静態保存されている気動車です。

 

製糖鉄道と同じ762mm軌間ながら

こちらは本線的性格の路線で運用され、

当時の軽便鉄道の速度記録保持車も

この路線で活躍したものでした。

 

ううう、銘板が塗料で潰れてうまく判読できませんが

たぶん1959年、東急車両製。

昭和34年。

ちょうどキハ20が開発された頃でしょうか。

こちらはキハ10系的な要素を色濃く残してますね。

 

こうして作りながら気が散り、

ついつい気になって次の車両に着手したくなり

半端なところで放棄して長期仕掛品に・・

 

というのがいつもの私。

これからはなるべく完成させる事を目標とします。

 

というわけで話を元に戻しましょう。

 

腰まわりのマスキングを終えたら

黄色を吹いてしまいます。

そう、黄色と白は逆なのです(笑)。

 

すでに白を厚塗りしていますので

黄色はちゃんと色が乗れば充分です。

塗り分け線の段差を少なくするためにも、

ここは必要最小限の塗膜を目指します。

 

ゆえに乾燥も速いです。

扇風機の前に置いておけば

ものの15分もあれば作業可能な状態になりますので

早速屋根の黒塗装の準備。

雨樋と前面から回り込んだヒサシの間は

雨樋の続きの円弧を描いてヒサシの端に繋がります。

塗り分けのチャームポイントです(^^)

 

ここはテープなど面倒極まりないので

吹き込み防止も兼ねてゾルを使いました。

爪楊枝でそれらしい曲線を描けば一挙両得、

すぐ決めることができました。

 

あとは雨樋とヒサシの下側を

これでもかとマスキングして、

黒を吹いたらご覧のとおり。

写真を撮り忘れると

ブログ上はすぐ出来たように錯覚しますね(笑)

現実にもこれだけサクサク進めばいいのですが

 

現実はそう甘くなく、

一か所見事に吹き込みました。

もっと思い切ってゾルを塗れば良かったです。

ここは一旦溶剤と綿棒で落としてから

面相筆でタッチアップして事なきを得ました。

 

そして最後に、

レタリングもある赤部分は

市販の白地転写シートを使って印刷表現しました。

表面の質感はもちろん塗装の方が良いのですが

マスキングの手間と出来、

そして何よりもレタリングが自由に付けられるなど

面積の少ない小形車両や部分塗装に関しては

色々考えるとこれがベストな表現方法だと思っています。

 

表面の質感に関しても

そのままではさすがにバレますけど

最後にクリアを厚塗りしてしまえば

意外と馴染んでしまうものです(^^)

 

最後の色入れは

Hゴムにセミグロスブラック、

少しくすんだ印象のサッシはホワイトシルバー、

ヘッドライトは普通の銀、

ウィンカーにはクリアオレンジとクリアイエローを混ぜた

いつもの電球色用塗料を塗っておきました。

 

これにて塗装完成です!

 

最後に表題の件につきまして。

 

似ているか、似ていないか?

 

実際に出来上がってみると、

もう少し車体寸法の取り方に改善の余地はあるな、

というのが正直な感想です。

 

ところがですね、

コイツの場合、塗装とスタイルが

あまりにもインパクトも個性も強いものですから

細かい事は全部隠れてしまい、

多少の寸法的な違和感があったところで

誰がどう見てもこの

「巡道車252号」にしか見えないんですね(笑)

 

よって、

多少のコントロールミスはあったものの

見た目に関しては・・

 

それらしく見えるからヨシ!!

 

これで結論付けようと思います!(笑)

 

あとは窓ガラスを入れ、

動力を履かせたら完成です。

明日には晴れ姿が見られるよう

ラストスパート頑張ります(^^ゞ

 

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