皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。
80系電車に命を吹き込もう!その7
さて次は残りのT車のモハ80を、
と思ったのですが
サハの床板は前回クールで加工完了していたものの
モハの床板が作りかけで終わってしまっていました。
少し話が横道にそれるようですが
このままでは集電もできませんので
その工作を済ませておこうと思います。
床板の現況はこんな感じです。
これに補強の金属板を両サイドに貼り
両側の車端部だけ支持させることで
室内を広く取ろうという算段なのですが
この床板は
側板を受けるべき部分が一段へこんでおり
まずはここから平らに盛り上げないといけません。
ノギスで測ったら、ここの深さは0.6mmでした。
0.6mm・・・つまり、またあの美軌模型の
出荷時にもれなく付いてくるボール紙の登場か?
などと連想してしまいましたが(笑)
さすがに構造材の部分でもありますし
加工も不便ですから
ここは0.5mmのプラ板を細切りして貼りました。
接着は瞬間接着剤で。
すぐ硬化しますので
くっついたな、と思ったら早速
横側と上面にヤスリをかけて仕上げました。
0.6mmの深さに対して0.5mmを貼ったら
少し凹んでしまうのでは?
いえいえ、プラ板を削ったときのバリを残し
なおかつ接着剤をつけた厚みも加算されますので
実は足りないどころか
程よく、仕上げに都合がいい位に出っ張ります。
綺麗になりました!
続いて本番の補強板を取付けます。
使うのは0.1mm×2mm×100mmに切り出した
燐青銅板です。
こういう帯材は便利ですね。
集電にも使えますし、
ご要望が多いようでしたら販売しましょうか。
自分で帯を切り出すのも大変ですしね(^^)
これを床板の上面に立ててテープで仮止めし、
そこに瞬間接着剤を流して
http://making-rail.com/?pid=96638258
をふりかけます。
必要に応じて
綿棒で接着剤や粉を均しながら作業するのが吉です(^^)
で、これも粉をかけるとすぐに硬化しますので
固まったな、と思ったら
ヤスリで余計な固形物を取り除いて完了です。
綺麗になりました!
一般的な完成品の構造ですと
側板にハメコミの一体成形ガラスが
内側から付けられてますので
どんなに極薄構造になっていたところで
プラスチック2枚分の厚さはあります。
しかし、今回の車体工作の場合、
窓ガラスは嵌めこみましたので
それで見た目も美しくなったのも勿論、
車内側も余計な厚みがありませんから
こうして床板を工夫することで
リアルな形状の座席を表現できたりします。
また、通常の製品は
通電を兼ねたウェイトなどが
イス板と床板の間にありますから
どうしても室内の床面の高さが上げ底になりますが
こうして金属板を両側に配置することで
補強だけでなく、
通電させることも可能になるのです(^^ゞ
この構造は、同様の思想のもと
当店で製造販売している
香港型電車でも採用している方法です。
あまりにも便利なので、
自分の工作でもするようになりました(^^)
さてさて
クハとサロの床板は
すでに同様の加工を済ませてありますので
いよいよ次は集電加工の番ですね!
では明日も頑張りましょう!
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