屋根の色が悪い原因を改善してみる | 美軌模型店の待合室

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一緒に工作を楽しみましょう!(^^)/

皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。

そ、そんなに経つのか・・

もう師走だというのに、私は何をしていたんでしょう??

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「仕掛車両は片付けない」ことで

置き場が無くなれば否応なしに仕掛品は増えないだろう、
などと自然現象のように軽く考えていると

意外とこのレイアウトの空地は両数を飲み込むんですね。

 

しかし、置ける置けないなどという問題以前に

こんなことではレイアウトの製作も全くヤル気が起きず

いい加減この状態もイヤになってきたので

上の写真中央のヤツを進めることにしました。

 

10系客車です!

なんと、前回手を止めたのが3月でした。

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これ、車体の青15号はオリジナルで調色して

なかなか思ったとおりの色合いになったものの

屋根の色はハズレまくってしまいました。

 

グレーが薄くなってしまったのは

原因はわりと簡単です。

色はまわりとの対比で見え方が変わりますから

この青15号に対して濃い灰色に見せるためには

もっともっと濃くしなければなりませんでした。

こういうのは、判っていても難しいですね(^^;

 

一方、屋根の銀色はいわば原因不明です。

同じ色を吹いたはずの、

10年も前に作ったオハネ等々は綺麗に決まっています。

では、何故どう見ても気分の悪い銀色になったのか?

 

明らかに、屋根板の平滑化を怠ったせいなんです。

コールタールと砂の、あの旧型客車の屋根を再現した

同じ金型の部品を使いますので

そのまま素組みするとザラザラになってしまうんですね。

したがって、どんなに色を落ち着かせても

ギラついてしまうというわけで。

 

本来、車体の塗装を済ませてからでは

手遅れもいいトコではありますが

再度仕上げることにしました。

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まずはベンチレーターの取り外しです。

瞬間接着剤で接着してありますが

ライトグレーに別途塗装したベンチレーターを

塗装後の屋根に取り付けましたので

強固に一体化しているわけではありません。

 

手の爪を引っ掛けても取れませんが

わずかな隙間からアートナイフを入れてこじると

パカッと外れました。

 

この接着方法は結構使えます。

ただ、今回のように屋根の仕上げが目的なら

屋根板に接着剤が残っても構いませんが

ベンチレーター側の接着剤は取りにくいので

このまま部品を再利用できるかは微妙です。

 

さて、このまま屋根を続けてもいいのですが

ちょっと寄り道して室内の塗装を済ませておきました。

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これがですね、

毎回毎回あまりにも面倒くさいので

次回からは外板の前に内側を塗っておくことにします。

わかっちゃいるけど、車体を組んだその時は

やっぱり一刻も早く表面を進めたくなるんですよね。

結局、あとから何とでもなるのは確かですし・・

 

なかなか、私も学習しませんね(笑)

 

すると、もうひとつ忘れていたのが

オロネ10の内側のリブです。

室内表現の邪魔になりますので

これも切り落とさないといけません。

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これは全て落とすと大変ですから

車端に床板を受ける部分を残しておきます。

 

ざっくり切った跡はこんなに荒れますけど

なあに構いません(^^)

ここは内装色を塗るうえ

床板の補強材に隠れますし

そもそも室内表現が加われば、ほぼ隠れます。

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と、ここで、ようやく元の道に戻ります。

 

サーフェーサーは、使い勝手を確かめようと

「グンゼ産業の」500番と1200番を買ってあるのですが

(↑それ位、昔から持っている骨董品。笑)

 

今回は500番というもおを使うことにしました。

埋めるデコボコが大きいですしね。

果たしてどう出るか?

多分そんなに変わらないと思いますけどね(^^)

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余談ですが、久々に開けるサーフェーサーの瓶は

フタががっちりと固着していました。

 

こんな時に役に立つのがぁぁぁぁ??

(いつものTVショッピング風に)

 

マイナスドライバー!!

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周囲から挿して、少しこじって

みしみしっと固着した塗料が割れるような音を確かめて

なんとなく一周する頃には外れる状態になっているはずです。

 

で、側板のマスキングをしておいて

サーフェーサーは良く攪拌して、

モールドのある部分はあまり厚塗りしたいよう注意して

少しずつ何回か、厚塗りしたら完了です。

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すみません、写真を撮るのを忘れてました(^^;

いきなり完了してます(笑)

 

なお、妻板の方はノーマスクですが

筆を返さないで、外に向かって塗りさえすれば

ここは大丈夫だと思います。

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塗るのも、なるべく平滑になるようにすれば

仕上げの苦労が減りますし

均等に塗れば均等に乾きますから

待ち時間の短縮にもつながります。

 

と、今日はここまででした。

 

厚塗りとはいえ、この程度なら一昼夜で大丈夫でしょう。

様子をみて、明日溶剤臭がしなかったら

そのままペーパーがけに移りたいと思います(^^ゞ

 

 

 


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