皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。
今日は、工作というより
ガラクタ整理と言った方が正しいような(笑)
あるところに暫く放置していた車両がありまして。
興味が無いわけでもないんですが
わりと両数の多い編成物ということもあり
そして相変わらず状態も悪く
なかなか弄る気にならなかったのですが
買ってあった車両ケースに片付けようと
遠目に見てもヒドイ、って程ではありませんけど
よく見ると色もバラバラ、
赤帯の塗装にも多少ムラがあり
ありがちな色入れの激しいはみ出しなど
テンションを下げる要素満載のこの編成。
それもそのはずです。
モハ2組とクハは初期のロット、
うち状態の極端に悪かったクハ1両は
1500番台風に改造のうえ再塗装。
一方、モハの1ユニットだけ
わずか数年前の新しいロットのもので、
新車導入の為これだけいたって綺麗、
一方やたら退色してしまったのも存在。
しかも無計画な買い足しでサロ不在という片手落ち。
あああああ、よく見るとクハの台車も無い!!
というところからのスタートで
いっそこ企画を無かったことにしようかと
途方にくれたその時!
ふと目線を下げたところに、なにやら台車が転がっている・・
!!!
これは、もしや??
DT32だ!!
いや、TR69と作り分けられていたか、知りませんが(笑)
そういえば、先日ふと落ちていたのを発見して、
来るべきこの日のために、
わかりやすい所に置いておいたんだった!!
と、ちょっと冗長な前置きとなりましたが
こんな感じで幸先良く?軽工作開始です(^^ゞ
主な加工点はカプラー交換です。
本気でやるならば、車体の再塗装や内装の色入れ、
幌の取付など、そんなに苦しくない範囲で
出来ることは沢山ありますけど
とりあえず、走らせて遊べるようにしよう、
というのを今回の軽~~い目標とします。
今年は仕掛品を減らそう!と
例年どおり決意して始まった2016年も
明後日から師走という断末魔(笑)
減るどころか、作りかけて放置したものは
増えた気がします(^^;
さて、その連結器交換です。
上の写真のように、実はこの485
カトカプに交換するだけで、意外と
連結面間隔がイイ感じに詰まってくれるのです。
カプラーの現況は惨々たるものでした。
動力車のモハ1両と、クハ2両は
少し以前に手を加えたものでしたので
すでにヒゲつき密連タイプを付けてましたが
あろうことか、新車の2両のアーノルド以外は
自連タイプのカトーカプラーを装着しているのです。
しかし、アホだなあーと仰るなかれ(^^)
これは無知の賜物なわけではないのです。
アーノルドと、高価なケーディしか無かった四半世紀前
比較的安価に「ケーディのようなカプラー」で
連結面間隔を詰められるというのは画期的でした。
そう、これは密連タイプが登場する
はるか昔にグレードアップされた連結器なのでした(^^ゞ
今となっては、さらに形状を追求したTNカプラーもあり
代わりに、どんな車両もぶつければ連結できる、
という時代ではなくなりましたが
選択肢が多いぶん、今の方がやっぱり良いと思います。
さて、折角ですので、
このまま作業するだけでは面白くありません。
親子ほどの歳の差の両者、どれだけ違うものか
ちょっと見比べてみましょう!
先に、あまり変わりばえしない方から(笑)
パンタと周辺屋上機器のないモハ485の方は、
正直何も変わらないようにお見受けいたします。
塗装は少しだけ新車の方が綺麗ですが、
当たり外れの問題でしょうか、古い方も殆ど違いません。
ある意味、すごい!
床板になると、尚更違わない気がします。
台車も同じに見えます。
ひとつだけ、金型を修正した跡を見つけました。
しかしそれはディテールの改善とか全く関係なく
ふはは。品番が彫って均され
楕円形の突起に変わっていました。
まあ、さすがに今の時代
ドーンと「485系」とだけ謳って売るのは
恐らく不可能でしょうからね、
ラインナップも変われば番号も変わりますよね^^
では、お楽しみモハ484はと言いますと・・
ん?パンタグラフは
明らかにイマドキのPS16に変わっているものの
それ以外は、特に変わった様子はありません・・
意外にも、という言葉がピッタリです。
あ、色がおかしいのは、
かつてウェザリングしかけたせいだと思いますので
スルーして下さい(笑)
良く見ますと、パンタ台の突起が屋根板側に表現され
そこにパンタの取付穴があいている現行仕様に
変更されています。
しかしそれ以外の碍子や配管のモールドは
初期バージョンから変わらないようです。
凄いですね!
だからといって見劣りする感じが皆無なのが
何よりも凄いと思います。
まあ、もし比べてしまうとしたら
もしかしてトミックスのHG製品と並べたら
細密な表現では劣るのかもしれません。
しかし、屋上表現に強いこだわりが無いかぎり
このクオリティは充分のように思いました。
ちなみに中古車を楽しむうえで助かるのは、
そんなわけで古今を問わずほぼ同じですから
何となく色みだけ確認してしまえば
少しずつ買い足しても統一感を損ねにくい、
というのは大変なメリットです。
昔のトミックスの、
窓ガラスが灰色の時代の製品は
現行製品と繋げたら絶対に見劣りしますからね。
余談ですけど
古い方のモハ484、
パンタが最後まで下ろせません。
よく見ると歪んでるし
下の板バネが引っ掛かっているような手ごたえがあります。
しかし、そんな事はどうでもいいんです。
直せばいいので(^^ゞ
それより、このパンタのだらっとした感じは
「ぐでたま」に似ていませんか?(笑)
↑あまり家族友人に理解されませんが
ただいまマイブーム中(笑)
では、続きはまた明日。
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