こんなカプラーの仕組みもあった | 美軌模型店の待合室

美軌模型店の待合室

ようこそお越し下さいました!

店主の工作日記や、お客様の作品などを紹介しています。
一緒に工作を楽しみましょう!(^^)/

皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。

 

学研EF60を本線復帰させよう!その3

 

IMG_20160817_004222718.jpg

カプラー交換の図です(^^ゞ

 

こんなもん、マイクロエースの機関車と一緒で

べつにアーノルドカプラーを外して、

そのままカトーカプラーを入れればいいじゃん、

なんてタカをくくっておりましたら

カプラーポケットの構造もなかなか独創的でして(^^;

 

ポケット内にピンが立っていて、

その穴にカプラーを差し込んで嵌め込む構造です。

願わくば「完全に元に戻せる状態で加工したかったのですが

カプラーだけは変えてやらないと

買ったばかりの新車と、永年放置車しか牽けなくなるので(笑)

ここは止むを得ず切り落として工作を進めます。

 

しかしPOMというのは丈夫な樹脂ですね。

40年くらいでは、物性にほとんど変化がありません。

今でもカプラーはしなやかでした。

直射日光に当てていれば違うのでしょうけど

普通に箱に入れて、熱や光を当てなければ

どうやら大丈夫みたいです。

 

そしてハードルその2。

メーカー違いですから、

そもそも合わなくて当たり前なんですけど

IMG_20160817_004223202.jpg

カプラーの根っこと、ポケットの形状が合いません。

高さが入らないものは、どうしようもないので

カプラー側を調整することにしました。

 

上下の部品をギュッと差し込んで圧着させる物なので

削ればそれが利かなくなってしまいますので

代わりにコテを当てて溶接しておきました。

 

また、いざ嵌めてみると横幅が合わず、座りが悪いので

「汎用スプリング」を当てて前方に押すようにしました。

フタはありませんので、代わりにゴム系接着剤を軽くつけて

落ちない程度に固定しておきました。

IMG_20160817_004223659.jpg
もちろんこれでは本質的には接着しませんが

力のかかり方を考えれば、

これだけでも抜け落ちはしないと思います^^

 

で、結果は・・

もう一方の未加工台車と並べてみると

IMG_20160817_004224426.jpg
まあ、思ったとおり以上でも以下でもなく(笑)

 

あ、元のアーノルドカプラーの構造、

この写真だと少し判りやすいですね!

ポケット内のピンで左右んのブレを抑え、

わずかに発生する左右のフレの復元機能は

カプラーと一体成形の棒バネを

ポケットの奥に差し込んで機能させています。

 

あとは動力ユニットに組み戻して完了ですが

目分量で、こんなもんかなーと適当に削った

カプラーの高さが最後の心配事です。

 

すっかりウチのハイトゲージとして活躍している

カトーのキハ85に登場願って

IMG_20160817_004224838.jpg

こういうのを「まぐれ」と言います(笑)

ピッタリで助かりました(^^ゞ

 

一日一膳、もとい一善

(一膳では腹一杯になるものか、せめて一日二升!笑)

今日もなんだか加工がうまくいきました。

 

明日は「きらめきライト」で、

大目玉で明るく前を照らすように加工しましょう(^^)

-☆☆-☆☆-☆☆-☆☆-☆☆-☆☆-

「いいね!」と思ったら、おひとつクリック!
  にほんブログ村

鉄道コム  鉄道コム


応援よろしくお願いします(*^^*)

-☆☆-☆☆-☆☆-☆☆-☆☆-☆☆-

工作記大募集中!!

あなたの作品を発表してみませんか?
美軌模型店サイト「みんなの工作室」は、模型屋さんのショウウウィンドウのように、お客様同士で作品を見たり飾ったりするのをお楽しみいただくコーナーです。
当店製品に何か関連があるものでしたら、車両・レイアウトなどジャンルは問いません。
もちろん初心者からベテランまで大歓迎!
ご応募の方に粗品進呈中です。どしどしご応募くださいね!

>>>詳しくはこちらまで!

↓↓「みんなの工作室」は、こちらからどうぞ
集電加工&電子工作編!!
きらめきライト工作編!!
ディテールアップ編!!