15分で簡単!カトー電球室内灯のLED化 | 美軌模型店の待合室

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一緒に工作を楽しみましょう!(^^)/

皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。

 

予告どおり

本日は「室内灯製作セット」の白色LEDバージョン

を使って、室内灯を作ってみました。

結果はごらんの通り(^^ゞ

IMG_20160710_012556832.jpg

それでは工作をご紹介します。

 

実は先日の583系の室内灯点灯化も含め

これまで「室内灯製作セット」を使った工作は

すべてアクリル棒をレンズに使った完全自作品でした。

 

しかし実はこの「室内灯製作セット」は、

同じくらい重要な使命をもうひとつ担っているはずなんです。

 

そう!「打ち換え」です!!

Nゲージの有史以来、着々と進化をとげてきた室内灯。

豆電球タイプの室内灯はつい最近まで主流で

今でも息の長い製品では使われ続けています。

 

それをLEDに換えたい、というとき、

同じメーカーの光源違いを買ってしまえば

もちろん話は早いんですけど

それだとレンズが大量に余っていくし、もったいないし

そもそも買い直しは高くついてしまいますよね。

 

「室内灯製作セット」は

回路部品を揃えて2両分100円です。

うまくいけば素晴らしいコスパで室内灯を更新できます。

 

早速始めましょう!

まずは様子見から

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リゾートビュー踊り子の中間車で、

ダブルデッカーの悪条件でどうなるか見てみるか

窓の大きい悪条件でどうなるか見てみるか。

結局、後者にしました。

それにしても豆電球って、結構なオレンジ色です。

昨工作したスハ32の電球色LEDと比べても、

なお色が濃い気がします。

IMG_20160710_012552332.jpg

まあ、逆にスハ32なら薄暗い豆電球でも似合うんでしょうけど

キハ85系としては、やっぱり雰囲気が出ないですよね。

 

分解してみるとこんな感じです。

この頃のカトー車は、台車を外さなくても

床ごとパカッと外れて、室内灯がすぐ出てくる仕組みです。

IMG_20160710_012552795.jpg

差込みタイプの汎用品と構造が違い、

こちらはネジ留めタイプです。

金属製のライトケースは、ずいぶん天井側のひさし?が大きいです。

多少の反射効果もありそうですね。

 

室内灯のレンズの装着状態は、こんな感じ。
IMG_20160710_012553253.jpg

ライトユニットのうしろの貫通路側と、

最後列の腰掛と便所の間に空間があります。

いずれかに回路部品を、目立たないように押し込もうと思います。

 

工作の手順ですが

何はともあれ豆電球をLEDに交換するところからですね。

IMG_20160710_012553786.jpg

ネジを外して、ライトユニットを取ったところです。

豆電球は抵抗もダイオードもありませんから

電球の線をグルグル巻きにして端子とし、

床板から出てきている通電版に接触させる構造です、

シンプルですね(^^)

IMG_20160710_012554244.jpg

豆電球は、グルグル巻きの線をほどくと

簡単に取り外すことができます。

そして、そこに白色LEDは代わりに入ります。

豆電球の規格は知りませんが、LEDとほぼ同じ

直径3mm程度のように見受けられます。

たいがい、そのまま入るはずです。

IMG_20160710_012554704.jpg

入れてみたら案の定、LEDの足がピッタリ入りました(^^ゞ

 

足を適宜曲げて、元の電球の位置に合わせたら

あとは順次、回路部品を現物合わせで検討・ハンダ付けしていきます。

 

ブリッジダイオードは、便所のところに取り付けることにしました。

多少、角度によって窓から見えそうですけど、

そう目立たないことと思います。

IMG_20160710_012555195.jpg

したがって、抵抗もここに連続して取り付けるのが良さそうです。

 

うん、この抵抗、やっぱり素晴らしく小さくて、使いやすい!

ダイオードの給電側の、片方に抵抗、もう片方に銅線をつけて、

床板から伸びてくる通電端子部分にそれぞれ巻いて

IMG_20160710_012555907.jpg

わずかこれだけで完成です!

IMG_20160710_012556406.jpg

本当は、このあたりで点灯確認するのがスジですが

ついた瞬間に感動してぇなあという、

やましい気持ちが働き(笑)、

 

ノーチェックでライトユニットをネジ留めして戻し、

そこにレンズを差し込んで、車体を嵌め戻して

IMG_20160710_012556832.jpg

できました!

 

ああー、まあ、

感動したかどうと言われればそうでもなく

普通に点灯して安心した、という方が大きいですね。

やっぱり、ちょっとしたチェックの手抜きでは

満足度は上がらないもののようです(笑)

 

ちなみに、さっきから

斜め上からの写真しかありませんけど

正直に申しておきましょう

IMG_20160710_012557269.jpg

ワイドビュー、とにかく窓が大きくて気持ちいい。

しかし、天井が薄いのは、Nゲージとしては厳しく

そこにいつもの室内灯を入れると、

外から丸見えなんですよね(^^;

 

しかし今回、これは不問としました。

実はこれ、方向幕の採寸のために買ったジャンク中間車で、

先頭車は紛失したのでなおさら使い道がありません。

今やカトーカプラーのハイトゲージとして活用しています。

運用のないものは、それほど深い愛情を注がなくてもいいかな、

と、ひとまず逃げておきました。

 

さて、如何でしょうか?

床板だけ取り外して、

同じ位置に簡単なLED回路を入れるだけですから

工作そのものは単純明快です。

この程度のことなら、ノーハンダのぐるぐる巻き法でも

問題なく配線できると思います。

 

すっかり本題を忘れそうですが

当然、新型抵抗の性能は大丈夫です(^^)v

表面積が少なく、唯一心配だった発熱の問題ですが

12ボルト全力で連続点灯させれば熱くなりますけど

一般的な速度域である6~9ボルト以下であれば

心配すうほどの事ではないように思います。

 

完全に合格です(^^ゞ

すぐご用意しますので、乞うご期待!!


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