細密化もテキトーも、気分で選べる楽しい部分! | 美軌模型店の待合室

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一緒に工作を楽しみましょう!(^^)/

皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。

 

昨日はお休みをいただき失礼致しました。

水も出るので、また何事もなかったように

普通に営業いたします(^^ゞ

 

さて承前。
500円で583系の室内灯を入れよう!その4

 

室内灯といえば・・・

今どきの室内灯はリアルな色合いで光るので

 

乗車の叶わなかった名列車に思いを馳せたり

楽しい思い出を蘇らせてくれたりするのには

車内の装飾は効果テキメンです^^

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583系は、今でも臨時列車運用のある現役車両ですから

老若男女問わず、思い入れのある方は多いのではないでしょうか。

もちろん私もその一人です^^

そういえば、初めて乗った583も、最後に乗った583も

「きたぐに」でした。

会社員時代は出張で「はくつる」をよく利用しました。

「電3」なんて珍しいからと、

好んで中段と上段に乗ったもので

下段はたぶん1回しか経験がありません。

今思えばA寝台もサロも、乗っておけば良かったな(^^)

 

しかし、一番乗ったのはやっぱり座席状態です。

この青いシート・・特急なのに向かい合わせかいっ

とか言いながらも、座り心地が良くて好きだったこのシート。

窓側の肘掛が、天地寸法が小さくて肘が掛けづらいんですよね。

ああ、またこの列車で旅がしたいなあ^^

 

それで、じゃああ、渾身の色入れをするかといえば

今回は全くその逆でして(笑)

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小さい平筆で、水性のインディブルーをざっくり塗装。

それも、水性が不良在庫化しているので

消化するのにちょうどいいや、なんて理由だったりして。

 

そもそも構造上の理由で、腰掛の形状自体がデコボコしてるし

ご多分にもれず、完成品の宿命でイス板が上げ底状態です。

ボディの状態は良くないし、ゆえに室内灯も簡易バージョンだし

今回は色入れも簡単に済ませることにしました。

 

にしても、青だけでは味気ないですから

さほど手間のかからない範囲でプチ工夫。

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なんか、車体を組み戻して室内灯の明かりで見たら

ほとんど判らないのではと疑念も走りますが(笑)

一応、フレーム部分に灰色をさしました。

 

以上です。

 

ところがこれ、

細かいことを気にしなければ、

イスの彩色って、こんなもんでも正直

「わかりゃしません」(^^)

 

腰掛が綺麗だと、ものすごく楽しいのは

重々承知しています。

しかし、どの車両にも等しく改造を施すには

精緻な座席の表現というのは

ちょっと手間がかかりすぎるんですよね。

 

逆に、

この程度のテキトーな色入れでも

ないよりは遥かに見映えが良くなり

手間のわりに満足度が高いと思うのです。

 

早速、車体を組み戻してみます^^

ライトユニットの配線も、今回はノーハンダで行いましたが

車体側と床板側の接合も、銅線をよじるだけにします。

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しまった!写真を撮り忘れた!(+_+)

左の床板ユニットは、中の帯状の集電板のところに

マスキングテープで裸銅線を貼って

妻板側から出しています。

 

それを、車体側のライトユニットの線と撚り合わせて

ドッキング!

IMG_20160703_000724811.jpg

これをやると、分解するときに

配線も取らないといけませんから

多少の不便は予想されるのですが

室内灯を入れて、イスを着色してしまえば

あとは分解するような用事もありません。

なにしろ今まさに進めている作業が速く終わるのが魅力。

畢竟、仕掛病に薬を塗っているようなもんです(笑)

 

あとは、左右の銅線がショートしないように

パカッと床板を嵌めて、台車をつけて完成です。

台車は、通電部分にタミヤの接点グリスを

微量塗布してから装着しました。

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この頃のカトーの車両って

分解時はなかなか取れないんですけど

嵌めるときは本当に「パカッ!」という表現がピッタリなほど

一気にしっかり嵌ります。

個人的にはネジを外すとスムーズに分解できる方が

好みではあるのですが

慣れると、これはこれで良しという感じですね。

 

線路に乗せてみると・・

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テスト時より、だいぶうまくいきました!

室内灯のアクリルレンズの光らせ方、

やはり理屈どおりにテープを貼るのが最適でした。

全く偏光を感じなくなりました(*^^*)

 

シートの青色も充分なアクセントになりました。

細かいはみ出しは、わざわざ探せば勿論見えますけど

これは「走ってしまえばわからん」のレベルだと思います。

あと8両分の色入れに、数時間あれば終わることでしょう。

これを、床板の改善からシート自作などに欲を張ってしまうと

ゆうに1ヶ月コースでしょうね(笑)

 

もうひとつ

車重についてなんですが

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なんかT車が重いなあ なんて思って測ってみたら

なんと35g前後もありました。

使う樹脂量が車種ごとに違うせいか

サシ581が最も重かったのですが、各車概ねこんな感じです。

 

そこで、元々入っていたウェイトを抜いてみました。

すると、当たり前のように劇的に軽量化に成功しました。

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多少軽めかなあ、とは思いますが

だいたい30g弱あれば普通は充分ですし

我が鉄道には5%勾配もありますから

動力車1両で何とか登らせてやりたい気遣いもあります。

 

ウェイトは捨てなければ元に戻せますので

何らか齟齬をきたせば何とでもできます。

とりあえず、これでやってみることにしました。

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このウェイトで約9gなんですね。

重いような、大きさのわりにちょっと物足りないような。

これもまた、鉛ウェイトに慣れてると、

感覚がおかしくなってます(笑)

 

今日は少し時間が少なかったので

1両しか出来ませんでした。

あと8両ってことは、あと8日??

いやいや、もはや繰り返しでしかありませんから

一気に腰掛を塗って、一気に室内灯を接着します。

 

早く全部終わって、走らせたくなってきました^^


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