珍現象を利用して、アクリル棒で導光しよう! | 美軌模型店の待合室

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皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。

 

500円で583系の室内灯を入れよう!その2

 

IMG_20160701_223855803.jpg
ふふふ。

青くない、青くない(*^^*)

光の偏りも、全くないわけではありませんが

アクリル棒の簡素な室内灯にしては

わりと良好だと思いませんか?

 

今日はそんな実験でした。

使うLEDまわりの部品は

「室内灯制作セット 白色」です。

 

この白色LEDの頭に

少しだけオレンジ色の油性ペンで着色して

窓ガラスの青色と発光色を中和させようという作戦です。

IMG_20160701_223853753.jpg
頭をオレンジ色に塗ったLEDは

なぜか正方向の発光色に対して

反射するケツの方が強いオレンジ色になりました。

 

あっ!そうそう!そういえばこんな事例がありました!

「はまなす」の14系、いや、北斗星&エルムのおさがりは


デッキに少し高級感が演出されていて

アコモ改良時に電球色のダウンライトが付けられていたようです。


変な写真を撮っておくと、たまに役に立つもんですね(笑)

しかし全車かというと、そうでもなく

オリジナルと思われる蛍光灯の車両もありました。

んんんん、だんだん書いていて自信がなくなってきた(笑)

下の写真は明らかにオハネフですけど

上の写真はデッキと客室入口からして、ハザのような気が・・

しかし外観からは電球色が見えるしなあ・・

まあ、車番不明の資料写真として、軽く流してください(^^;

 

・・何の話でしたっけ?

あ、そんな感じで、LEDのケツがオレンジ色になる件。

場合によっては表現として活かせる事も考えられますね。

「どノーマル」にしようと思っている今回の場合は

たぶんそのまま塞いで隠した方が良さそうですが

これも頭に入れておこうと思います。

実は北斗星の室内灯もまだ未装備なので^^

 

話が大きく逸れてしまいました。

室内灯の続きをやりましょう。

 

今回レンズに使いますのは

3mm角のアクリル棒です。

断面の丸い砲弾型LEDに対して、角棒???

と、思われる向きもあるかと存じますが

個人的な嗜好として、断面積の大きい角棒の方が

遠くまで光を飛ばすのに適していると思います。

IMG_20160701_223854107.jpg
こんな感じで、適当な長さに切ったアクリル棒の

片端をアルミテープを巻いて塞ぎ、

もう片方にもアルミテープを巻いて、そちらにLEDを挿します。

 

すると、このままでは、引っ掛かるところのないアクリル棒は

透明部分はプリズム効果で殆ど光りませんから

光らせたい部分に白いマスキングテープを貼って光を逃し

そこの面を光らせます。

IMG_20160701_223854746.jpg

例えばこんな感じでテープを貼りますと、

手元を暗くするとこのとおり!

IMG_20160701_223855080.jpg

一面にベタ貼りしますと、

そのまま光源に近いところから

徐々に光が弱くなってしまいますので

偏りをなくすために、テープは隙間をあけて貼ります。

 

ここが面白いところで、この隙間の空け方によって

遠くまで飛んでいく光量が大きく変わるんです。

試しに、点灯した状態でテープを一面に貼り

光源側からゆっくり剥がすと面白いです。

剥がすとき、常に、剥がす寸前の境目の部分が

最も明るくあり続けます。

アクリル棒の綺麗な透明部分は、

この長さならほとんど減衰しないんですね^^

 

で、テキトーではありますが

こんなもんかなー、という感じにしてみました。

IMG_20160701_223855434.jpg

たぶん本当は、カトーの室内灯と同じ原理で

(光量と反射量の反比例)

手前から奥に向かってどんどん面積を増やしていくのが

正解のような気がしますが

今まで何回かこの工法をとってきて、

そんなにシビアでなくても

大きな影響は無いように感じます。

 

では、これを扉のない方の妻面から

室内に挿入してみましょう!

IMG_20160701_223855803.jpg

発光色、白っぽい具合がバッチリですね!

光の偏りは、少し残ってしまいました。

このへんは、マスキングテープの貼り方に

もうひと研究要るかな、といったところ。

しかし、なにしろ1両あたり50円ですからね(^v^)

費用対効果を考えたら、充分満足のいく性能です。

 

明るさや室内の空間感は

「きらめきライト 室内灯8」に及びませんが

そもそも夜行列車運用だと思えば

もし暗くても「減光したのだ」と言えますからね(笑)

 

まあ、これで良しとしましょう!

明日、早速我が鉄道の9両編成に

この室内灯を入れ始めます(^^ゞ

 

ところで、蛇足なんですが

実験失敗報告です。

IMG_20160701_223856170.jpg

アクリル棒の先端に、1.0mmの穴を半分位まであけて

 

そこに、切り口を斜めに落とした1.0mmの光ファイバーを挿して

IMG_20160701_223856888.jpg

うまく光を拾ってくれれば

こうして方向幕を照らすことが出来るのではないか??

 

などと画策しましたが

 

結果はご覧のとおり

IMG_20160701_223856524.jpg

とてもではありませんが、方向幕を照らすなどという

満足な光量を得ることは出来ませんでした。

これなら、素直に横側にテープを貼って、

ピンポイントの光量で勝負するより

全体の明るさで勝負した方がまだ見込みがありそうです。

 

チープな中でも、どこまで欲張れるか?

色々考えるのも楽しいものですね^^


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