毎度おなじみ美軌模型店です。
小さな小さな車両模型を作る その2
今日は車体の原型が完成します(^^ヾ
じゃーん!
新幹線に見えますでしょ?
昨日はなんとなく彫刻が進んだところで終わり
今日は続きから再開。
最初の基本的な輪郭は
等倍の図面を貼って削ることができますが
ある程度立体的になってくると
あとは測りながらケガきながらで
とりあえず、これから削るべきところを
鉛筆で書いてみてから
左右が対称になるように針でケガキを入れます。
あとは、ひたすら左右の様子をみながら
アートナイフで削ります。
必要に応じて、普通にこそぎ取ったり
カッターカンナ式に削ったりして
もうここはコツがどうというより
気合と注意ですね^^
そうこうしているうちに
それらしくなってきました。
もう、この時点でEF55には見えませんよね(笑)
我ながらキマッタと思っているのが
車体断面の形状ですね(*^^*)
先頭車の屋根の段差も
「リアルかつ的確に再現しました」(笑)
↑この日本語をまるで代名詞のように
我が物としたカトーさん、凄いですよね^^
小さい車両を作ると思うと気が遠くなりますが
この大きさの部品を彫ると思えば
そんなに小さい方でもありません。
気持ちの持ち方って意外と重要ですよね。
で、気が済むまで形を整えたら
あとは1000~1200番のペーパーで
表面を整えて車体部分を一旦完成とします。
ちょっと雰囲気を出してみようということで
前面の運転席窓を鉛筆で書いてみたら
0.3mmのシャーペンを使いましたが
思ったところに先端が届きやしません(笑)
それくらい小さい作り物でした。
さてさて
普段の趣味の工作でしたら
ここで終わってのんびり楽しみますが
仕事の依頼ですから
体力が朽ち果てるまで続けます。
もちろん勤務中に作ってるんですけどね。
最後に下まわりを少し加工して終了です。
台車の位置を少し切り欠いて
車輪は半丸棒と角棒を組み合わせて
高さを合わせたものを貼りました。
線路上面から床下スカート下面までの
クリアランスはわずか0.35mmです。
ここに凝るのは趣味的には楽しいのですが
お客様のニーズには無意味ですので
他はすべて省略しました。
それでも少し車体が地面から浮くだけで
断然カッコ良くなりますね(*^^*)
少し両肩がイカツイかな?
しかし、削りすぎたら元も子もないので
どうしても気になったら複製後に調整することにします。
そうなんです。
先頭車が2両と、中間車が4~5両あればいいかな?
というご要望だったものですから
コスト(=作業時間)重視で、
複製方式をとることにしたのです^^
よって、例によってシリコンで型取りします。
よく練った油粘土を麺棒で平らにならして
そこに下回りが隠れる程度に埋め込みます。
パーティングラインは実車と同じスカートの高さとし
複製品の仕上げをなるべく簡単にしました。
片面にシリコンを流して数時間待ち、
ひっくり返して油粘土を取るとこうなります。
存外にこびり付いてますので、
手で取れるだけ取ったら機械油を流して
歯ブラシでこすって完全に粘土を除去します。
油粘土の「溶剤」は、油ですからね^^
溶かして薄めて拭き取れば確実というワケ。
で、油も綿棒やティッシュペーパーで
完全に除去したら
もう片面もシリコンを流して
両面の型取り完成です!
え?湯口がない??
いいんです^^
大きさのあるものでしたら
普通の方法でしますが
小さいものは小さいなりに
サッと済ませる方法があるのです。
今日はここまででした。
納品まで少々日があるので
続きは年明けになりそうです。
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