歴史とともに、ホームは変わり続ける | 美軌模型店の待合室

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一緒に工作を楽しみましょう!(^^)/

皆様こんにちは。
毎度おなじみ美軌模型店です。

プラットホームをカッコ良くしよう! その2

スケールを意識して
ホームの高さを合わせれば
駅はちょっと格好良くなるであろう、

と、わかったところで
次は、その擁壁の形状を見てみます。

以下、この界隈の駅はほぼ全て
かさ上げした形跡がありますので
昨日も書きましたが

汽車用 760mm(5.1mm)
電車・汽車兼用 920mm(6.1mm)
電車用 1100mm(7.3mm)

という高さの違いを念頭に置いて見ると
なかなか興味深いものがあります^^

まずは羽越本線平林駅

今回、足元ばかり見て旅しましたが(笑)
丸石積みのものは意外と珍しいようでした。

続いて同じく羽越本線の村上駅
ここが面白いのは、
特急停車駅らしい、比較的長いホームに
ほとんど「同じ模様」の部分が無いことでした。

ホーム中央はかさ上げは勿論のこと
階段を埋めた跡や緊急退避スペースの凹み、
新潟寄りの先端数十メートルは
何回にもわたる延伸の形跡がありました。

その都度、設計が変わっているのが興味深く
まあ考えてみれば特に既存部分と
統一感を持たせることは重要でないな、
とも理解できますね。

その点では、今回見た中で
一番面白かったのが信越本線・加茂駅。
この駅名、京都をさしおいて
よく「越後加茂」のようにならなかったな、
と思ったら、
開業がその京都の加茂と同じ明治30年。

ここは下りホームの最後の20m程の間に
5種類のバリエーションを見ることができました。
上記の村上駅は、まだ1両分ずつ位増えてますから
まだ延伸理由がわかる気がするのですが
チョイ足しを4回というのは面白いですね^^

同じくツギハギの跡は
急行停車駅クラスにも見られました。
ふたたび米坂線小国駅

中央の、跨線橋のふもとのあたりに
コンクリートで塞いだ跡があります。
跨線橋側の石積みが駅舎側と違いますので
ここも延伸の形跡と思われます。
また、位置からさ察するところ
駅舎自体も改装時に少し移動したか
大きくなったんでしょうね。

その対向のホームも典型的です。

スロープを廃してホームを若干延伸しています。
跨線橋設置時に行われた工事かなと
こちらは想像できますね。

きっと調べれば判るのでしょうけど
こうして見ると、その駅の発展の歴史が見えて

また今回はクローズアップしませんでしたが
草ぼうぼうの空地に架線柱だけ
立派に立ち続ける駅もあったり

少し寂しいこともありますけど
栄枯盛衰を感じるのでありました。

最後の1枚は珍しい姿

この桑川駅は
羽越本線開業当時から存在する駅ですが
おなじみのカサ上げ跡がありません。
乗り降りした印象では、このホーム高さは
「汽車・電車兼用」のものだと思います。

しかし、開業当時(大正時代)から
その高さとこの構造で作られたとは考えにくく
何らかの工事を行ったものとは思いますが
建築の素人の私には、もうそこまで判りません(笑)

と、近所をブラブラした感じですと
こんなところでした。
どんな駅にしようか考えつつ
次は工作開始したいところです(^^ゞ

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