旦那の実家滞在記 ~大所帯でピクニック~ | カッパドキアの青鬼嫁日記

カッパドキアの青鬼嫁日記

ストールの専門店・まきもの屋さんスタッフのブログ。
気付けばトルコ・カッパドキアで鬼嫁に…。
トルコでの結婚から子育てまで、
鬼嫁のどーでもいい日々をお届けしま~す。

挨拶まわりが終わらないまま、
お昼時になった。

曇ひとつない晴天。

「鶏肉買ってくれば
マンガル(バーベキュー)
出来たのにね~」

青鬼が呟いた。

ここは、人里離れた山あいの村。
鶏肉を売っているお店は、
車で1時間ほど
行かなければならない。

すると、旦那が
「よし!今日はみんなで
ピクニックだ!」

と言って、車に乗って
どこかに出かけて行った。

女性たちは、各家庭で
それぞれ材料を持ち寄り始めた。

野菜にパンに塩に包丁、etc...

ありゃま~。
わざわざ往復2時間かけて
鶏肉買いに行ったんかいな。

と思っていると、
20分ほどで帰ってきた。

生きた山羊を連れて・・・

すみませーん。
もしかしてそちらさまが
今日の主役ですか~?

横でお嫁さんたちが
「あの山羊はなかなかおいしそうね」
と言っている。

どうやら、そのようです。

山羊を車に乗せ、
計3台の車に
親戚中が乗り込む乗り込む。

これでもかーと
ぎゅうぎゅうになった
車で出発。

総勢約30名で
ピクニックにおでかけ。
一行は、川のほとりを目指す。

なんで川のほとりかといいますと・・・
(閲覧注意!)




 
黒ヤギさんが男の人たちの手によって
さっさとさばかれております~。

 

血の処理が楽だったからなんですね~。

あああ・・・
なんと無残な姿の黒ヤギちゃん。

「かわいそう・・・」
と呟く青鬼の横で
村の子供たちは

「あ!キ〇タマが出てきた!
あれ、おいしいんだよねーーー」


わたくし、あなたたちには
敵いません。

部位ごとにさばかれた黒ヤギさんは、
女性たちの手でその場で
カットされてゆく。

 

肉をさばいている間に
別の男の人たちが火の準備。

いや、もうあっぱれです。
動物をさばき、
火をおこし・・・

ほんと私は便利な国に
生まれたものだな~と
この村に来るたびに感心させられます。

 
 
最初の1皿目は、男の人たちが。
何も言わず、男性は先に食べ、
その残りを女性と子供が食べる。

こういうとこは、
さすが男尊女卑の国だと思う。

美味しいものが全部
食べられてようと関係なし。

女性子供は、
ただ残されたものを黙って食べる。

青鬼が自宅で
おんなじこと旦那にされると
キレちゃうけどね。


 


そして、残りの2皿は、
女性と子供たちで
美味しくいただきました。

フォークもなく、スプーンもなく、
青空の下で食べる。

自然の恵みをいただいた
昼食でございました。

食後はチャイを飲み、団欒をし、
ゆっくり時間をかけて帰宅。

みんな楽しかった
ピクニックが終了~

・・・ではなかった!

村に帰ると、
旦那の妹とその姑と
大ばあちゃんと孫が登場。

「どこに行ってたの?」

「え?川沿いまで」

「何をしてたの?」

「ピクニック・・・」

「そんなの村の他の者たちに
聞いて知っとるわい!!

私たちを置いて行くなんて
信じられない!

わしらは、お前の家族じゃないのか~!!」



め、めんどくさい・・・
親戚が多すぎて、
どこまで連れて行けばいいのやら。

旦那は、大ばあちゃんに
説教を受けること30分。

次回来た時には
旦那の妹一家を
ピクニックに連れていくことで
ケリがつきました。

旦那が説教されてる間、
嫁の私は、
必殺!!トルコ語が
分からないフリ

知らん顔してました~~。

お父ちゃん、大家族ってのも
大変やね~~~。


    


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