朝ご飯を済ませた後、
親戚や知り合いのお家へ
挨拶まわり。
小さい村だから、
歩いて数分で
よその家に着くのだが・・・
これがなかなか曲者で
家の前に座って
おしゃべりしている
女性たちにキスして
挨拶しなければならないので
なかなか目的地に着かない。
それで終わるならまだしも
「あそこの家に行って、
うちには全然寄らない」なんて
やきもちを通り越した嫌味まで
言われるもんだから、
目的地に行くまでに
他の家に寄って行くはめになる。
旦那は9人兄弟の5番目。
1泊や2泊の滞在で
兄弟、親戚全ての家に訪問するのは
無理なことで。
んなもんで、結局
仲のいい兄弟の家だったり、
母家にみんなが来てくれて
それで終わりにしたりしていた。
・・・そこに、ヤキモチやきで有名な
6番目の弟の嫁がかみついた!
いつものように会う人会う人に
「メルハバ~」と挨拶していると、
ヤキモチやきの嫁が登場!
彼女に挨拶しようとすると
「いや!わたしはしない!」
「え?何で???」
「わたし、あなたたちに
怒ってるの!!
いっつもいっつも
あなたたちが来たって
他の人から耳にするのよ!
うちが村の外れにあるから、
いつも帰りにちょっとだけ
寄って、はい終わり。
チャイの一杯も飲みやしない。
最後じゃなくて
最初に寄れ!!!」
あまりにもやきもち剥き出しの
彼女の発言に
青鬼、吹き出してしまった。
「何、笑ってんのよ!」と
さらに怒る彼女。
私は、「あなたが正解~」と
怒る彼女に謝った。
ディープな人間関係が存在する村。
そこには、剥き出しのヤキモチと
愛情が交差しているのです。
陰でひそひそ言われるより
こうやって表立って
言ってくれた方が
よっぽど気持ちいい。
6番目の弟の嫁さんよ、
分かりました!
次回からは、
最初に寄らせていただきます。
チャイ用意して待っててね~。
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