旦那の実家滞在記 ~みなさん、おひさしぶりです~ | カッパドキアの青鬼嫁日記

カッパドキアの青鬼嫁日記

ストールの専門店・まきもの屋さんスタッフのブログ。
気付けばトルコ・カッパドキアで鬼嫁に…。
トルコでの結婚から子育てまで、
鬼嫁のどーでもいい日々をお届けしま~す。

一昨日の晩のこと。
旦那も私も21時に仕事が終わり、
近所のスープ屋さんに。

空腹を満たした後、
「明日は祝日だね」なんて
話の流れで、

いきなり思い立ち、
キョイに行くことになった。

キョイとは、トルコ語で田舎を意味するが、
わが家では、旦那の実家のことを
キョイと呼んでいる。

旦那と子供ふたりは
たまに行くことがあるけれど、
青鬼はここ半年ほど行ってない。

旦那の実家は、カッパドキアから
車で3時間のところにある
山あいにある村。

もちろん地図にも載ってない。
もうね、ほぼ民族ですよ。
よくしゃべり、よく怒り、大らかで、
やきもち屋さんの多い村。

そんなキョイに着いたのは
深夜1時過ぎ。

村はひっそりと静まり、
カイババ(舅)とカイナナ(姑)が
チャイを用意して待ってくれていた。

ちょっとだけ世間話をして、就寝。
ぐっすりと眠りにつき、
起きたのは7時半。

はい、嫁失格~。

この村は、働き者であることが
美徳とされている村。

どんなに眠くても
女性たちは、6時前には起き、
朝ご飯の準備などにとりかかる。

そんなところで、久しぶりとはいえ、
嫁が7時半に起きるなんて
怠け者って烙印押されたのと
おんなじなんですねえ~。

施錠されることがほとんどない
旦那の実家は、無法地帯。
こどもや、他の兄弟のお嫁さんたちが

私たちが来たというニュースを
聞きつけて、集まっていた。

まずは、寝ぼけ顔でキスの洗礼。
この村のあいさつは、
一方が両頬にキスをし、

それが終わると、
もう一方が両頬にキスを仕返す。
つまり、一人の人と計4回、
頬にキスを交わすことになる。

これが村に来た時と
去る時に
村で出会った知り合い全員と
交わすもんだから、

1滞在のキスの回数、トータル500回は
優に超えると思う。

すみません、寝起きで
青鬼の口、すんげーくさいんですけど。
しかも、前の晩、生のニンニク食べたし。

そんなのお構いなしのキスの洗礼。
朝から大賑わいの旦那の実家。

「ああ、またここにやって来た」

とても濃いキョイ滞在の
始まりです。


 


  


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