怠け者の師匠 | カッパドキアの青鬼嫁日記

カッパドキアの青鬼嫁日記

ストールの専門店・まきもの屋さんスタッフのブログ。
気付けばトルコ・カッパドキアで鬼嫁に…。
トルコでの結婚から子育てまで、
鬼嫁のどーでもいい日々をお届けしま~す。

トルコ人って、なんでしょーかね。
ただのきれい好きなのか
信仰心なのか

どの家におじゃましても
ピッカピカに掃除
してあるんです。

いつお客さんが来ても
オッケーイ

てな感じでして、

青鬼のように
いきなりお客さんに来られて

「今片付けるから5分待って!」

なんて、ドアの前で
お客さんを待たせるよ~なことも
ないんです。

そんな青鬼なもんで、
ピッカピカに掃除されて
出迎えられると
ちょっと緊張・・・

どっちかってーと、

「散らかってるけど
ゆっくりしてって~」


って言われたほうが
気が楽だったりして。





青鬼一家、現在は、
住宅街に住んでおりますが、

以前は、ギョレメという
観光地と田舎村が
共存する村に住んでおりました。

うちの旦那と10年以上
親交があるという
おじさんとおばさんのところに

夕食後、チャイを
飲みに行くことしばしば。

でもな~、ここのおばさん、
あんまり愛想がないんだよな~

几帳面そうだし、
ちょっと苦手なタイプだよな~

ってな感じで、
うわべだけの関係で
おりました。





ある日の午後、
強風にあおられて
ドアがバタン!と閉まり、

青鬼と息子は
鍵を家の中に残したまま
閉め出されてしまった。
(トルコは、オートロック式の
ドアが多い)

もうひとつの鍵を持ってる
旦那はツアーに出ているので、

鍵を持ってきてもらうことも
できない。

こんな日に限って
大家もいない。

仕方ない、おばさん家に行くか~
と、いうことで、

私たちはおばさんの家を
尋ねて行った。


「旦那が帰ってくるまで
ここに居させてくださいな」

「いいよ、入っておいで」



おじゃますると、
入り口そばの
テーブルには

昼ごはんらしきものの
食べ残し
が。

隣のテーブルに
目を向けると

朝ごはんらしきものの
食べ残し


トルコでは、食べ終わった食器などは
すぐ片付ける習慣がある。

朝も昼も片付けてないなんて
おばさん、体調でも
悪いのかな~と思いながら

隣の部屋に行くと、
そこには、前の晩の
夕飯の食べ残しがあった・・・

おい!こりゃ
どういうこっちゃ!


すると、おばさんが
こう言った。


「わたし、1日1回しか
片付けしないのよ。

毎日15時に食器洗浄機に
入れておしまい。
だって、それだったら

1日3回の片づけが
1回で済むでしょう~



な、なんて斬新な!!
そんな怠け者なかなか
見たことないぞ~~~。


おばさ~ん。
気難しそうな人だと
思ってたけど、
なんか一気に親近感

今でも遊びに行くと
常に散らかったキッチン。

そうです、これでこそ
おばさんです。

これからもそのままの
おばさんでいてくだされ~



  




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