青鬼家の母の日 ~甘い話には罠がある~ | カッパドキアの青鬼嫁日記

カッパドキアの青鬼嫁日記

ストールの専門店・まきもの屋さんスタッフのブログ。
気付けばトルコ・カッパドキアで鬼嫁に…。
トルコでの結婚から子育てまで、
鬼嫁のどーでもいい日々をお届けしま~す。

昨日は、母の日。
朝っぱらからケンカした青鬼夫婦。

今日は家族で過ごしたかったけど
このままだと中止かな~と

思っていたら
ドンドンドン!と扉を叩く音。

扉を開けると、
近所に住む
トルコ人×日本人ハーフのNちゃんと
そのママ、Cさんが立っていた。

「何度も電話したけど出ないから
来ちゃった」


「あ~。ごめんごめーん。
どうしたのー?」

「今日さ、昼からうちの畑で
お茶会しながら
子供たちを遊ばせて

その後、マンガル(バーベキュー)
やろうよ!」


「いくいく~!!!

あ、でも、まだ洗濯終わってないし、
近所のお世話になってる
おばちゃんに

母の日のプレゼント
持って行きたいし、
畑でのお茶会は、遠慮するよ。

後で、マンガルやる頃に
おじゃましよっかな」

「ううん、旦那がど~しても
一緒に行こう!って
言うから、待ってるよ~」

「そうお?悪いね。
じゃあそうさせてもらうわ!」






お言葉に甘えて、
用事を済ませた後、

彼女の家族と一緒に
隣村にある
かれらの畑に向かった。

さあピクニック、ピクニック

あれ?畑、まだ耕してないから
荒れてるね~。

そんなの気にしない、気にしない。

ピクニックのござをルンルンで敷く
Cさんと青鬼。

横では、Cさんの義母さんと
旦那さんが何やら
荷物を降ろしている。

鍬(くわ)にシャベルに
手袋にトマトの苗・・・

「え?お茶会して、
マンガルじゃないの~?」


すると、彼女の旦那さんが

「そんなことありえなーーい!
働けー!働いた後の
マンガルはもっと美味しいのだー」



げえええええええええ!!!
だまされたぁぁぁ!!!


畑でお茶会&マンガル
という甘い響きに釣られ、

のこのこやって来た先に
待っていたものは
労働だった。

何も知らなかったCさん。

「ごめんね、青鬼ちゃん。
うちの旦那、
おかしいと思ったんだよね~。

しきりにみんな連れて行こうって
言い張るし。

こういうことだったんだね」


働くもの食うべからず。

そうですよね。

青鬼、ほっかむりして
がんばらせていただきます!





労働後のご褒美は
約束どおり、絶景の中の
おいしいマンガルでした~。


Cさんの旦那さんが、
「お母さんたち、母の日おめでとう」
ってお祝いしてくれました。

ありがとう~。
私、家族じゃないのに
おじゃましちゃってすみません~。





・・・・・え?
うちの旦那は何してたかって?

宴もたけなわにさしかかった頃、
旦那から一本の電話。

「今日、母の日だったの忘れてた!!
君たちのプランは?」

「私たちのプランは
すでに埋まっている」

(※北斗の拳・ケンシロウ風)

「あああああ、時間を
作ってくれ~~~。

何かしないと、
君が怖いぃぃぃぃぃ


なんじゃそりゃ。
結局、別行動のまま終わった
我が家の母の日。

旦那帰宅後の
第2ラウンドも
青鬼のKO勝ちでございました


  


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