初めてのトルコ | カッパドキアの青鬼嫁日記

カッパドキアの青鬼嫁日記

ストールの専門店・まきもの屋さんスタッフのブログ。
気付けばトルコ・カッパドキアで鬼嫁に…。
トルコでの結婚から子育てまで、
鬼嫁のどーでもいい日々をお届けしま~す。

こにゃにゃちは、青鬼です。

中高生の試験だとかなんとかで
息子の通う幼稚園も
5連休に入りました。

というわけで、息子と娘を連れて職場に。
他のスタッフさんの子供たちも加わって
なんとまあ騒がしい一日でした





今夜の晩御飯は、ギョズレメ。

小麦粉と水と塩をこねて
クレープのように
うす~く伸ばした
ユフカと呼ばれるものに

チーズやトマト、ほうれん草などを挟んだ
いわゆるトルコ風クレープ。


このギョズレメこそ
初めて来たトルコで、

旦那と私を結びつけた
立役者なのでした。


  


2005年・秋。
私は、アジアを放浪したあと、
ヨーロッパに入り、

1ヶ月間、EU加盟国の鉄道が
乗り放題という
ユーレイルパスを買い、

各国の美術館や小さな町を
見て廻っていた。

1ヶ月経ち、パスが切れる頃、
私はドイツにいた。

これからどうしよう・・・

まだ日本に帰るまで、
3週間ほど期間があるし、

でも、ヨーロッパは
一人旅していると

物価も高いし、
ちょっと寂しい。

こんなことでもないと
なかなか行く機会がないだろうし、
そうだ、トルコに行ってみよう!

ヨーロッパとアジアにまたがる国・トルコ。

思い立った私は
1万円ほどの格安航空券を入手し、
3日後には、
イスタンブールへ向かう機上の人でした。





着いたのは、イスタンブールの玄関口。
アタテュルク国際空港。


・・・・・じゃない!


ど、どこだ、ここは。
なんちゅうさびれた空港じゃ。

なんせ英語がまったく通じない。
よかった。
ドイツで「地球の歩き方トルコ版」を買っておいて・・・
とてつもなく高かったけど。

本を見た。
これは、もしや
ヨーロッパ便が発着することがあるという
もうひとつの玄関口。

サビハギョクチェン空港。

とりあえずトルコのお金に
両替しようと思い、
空港の両替所へ


なに~?
日本円の両替ができないだと~??



日本円ってこんなに通じないものだったっけ?
なけなしのユーロを両替して、
私はトルコリラを入手した。

そういえばまだプランを決めてなかった。
とりあえず、イスタンブールを離れよう。

夜行バスに乗ってしまえば、
今夜の宿代は浮く。

とりあえず、夜行バスの発着所を求めて、
ハワシュと呼ばれる空港バスに乗った。





バスで降ろされたのは
どっかの港町。

降りたところで、
どこをどう行っていいか分からない。

道を行くお姉さんに聞いた。
「パムッカレに行きたいんだけど」

お姉さんは、「ついてこい」という
ジェスチャーをして
スタスタ歩いていく。

荷物を持って、急いで後を追う青鬼。

お姉さんは、たくさんあるバス会社を
一軒一軒廻って、
パムッカレ行きのバスを
探してくれた。

見つかったら「ここだよ」という
ジェスチャーだけ残して去っていった。

ありがとう、見ず知らずのお姉さん。
旅先では、人の優しさが本当に染み入る。

バス会社では、
おじさんがチャイ(紅茶)を入れてくれ、
言葉も通じないのに
話しかけてきた。

青鬼がトルコに来て、
感じたこと。

なんかみんなが温かい。

楽しい旅になりそうだ。
そう思いながら、
パムッカレ行きの夜行バスに
乗り込んだ。



  



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