アラカン『おひとりさま』修行中

Yuki姐 です

 

好日の日々をノンフィクション

(多少の脚色はアリ)

で記録しています

 

時々、愛犬…

たまに経過観察途中経過…あり

 

****

 

2020年9月〜2021年9月までに

起こったコト

(主に『膠原病』『乳がん』との生活)

の記録

前癌後日々是好日

〜59歳怒涛の1年〜

 

 

  

すごく寒かった6月14日の『乳がん術後1年検査』

 

 

の合間に受信した『膠原病内科』

 

 

そもそも、どうしてこの日に診察を受けることになったのか?

 

 

 

2ヶ月に1度の定期検診のつもりだったけど、違った。

 

 

↑の記事を見返して、ああ!そうでした!と。

 

たった3ヶ月前のことをこうもすっぱり!忘れられるって…イイこと?それとも…。

(このあと私は更に忘れていることがあることに気がついて…混乱する。)

 

 

 

 

血液検査の結果が出ないと呼ばれないので、CTは9時前に終わっていたけど、膠原病・アレルギー内科の待合スペースで I先生の名前の横に番号が点滅するのを待った。

 

9:20頃、次に呼ばれる合図が点灯した。

まもなく(診察室に向かっている途中)診察室に呼ばれた。

 

 

 

コンコンコン…(ノックは3回)

 

Y「おはようございます〜!ご無沙汰しています〜…。血液検査の結果、出ました?」

 

I 「うん。今出たよ。甲状腺の結果だけなかなか出なくって…ちょうど今きた。」

 

 

ここで私は思い出した。

 

そうだ!私は前々回、甲状腺機能が低下していると言われたんだった。

今回はその経過をみるために血液検査をしたんだった。

 

 

 

甲状腺かぁ…すっかり忘れていた。自覚症状もないしな。

それよりレイノーがひどいから…。

 

 

Y「どうでした?何か悪い値が出てます?」

 

I 「えーっと…。今きたばかりで、ちょっと…あ。」

 

Y「え?なに?(悪いもの?)」

 

 

I 「ほら…。

 

腫瘍マーカー…すごく下がってる!」

 

 

Y「え?ホントに?」

 

モニターには過去5回ほどの腫瘍マーカーの数値が並んでいて、今回の数値が最小値だった。

 

一番最初の数値は赤いHの文字。

もちろん。がんが発見された頃のものだからね。

 

I 「うん。乳腺の診察はいつだっけ?」

 

Y「来週の月曜日。今日は検査だけ。もう結果がわかっちゃうってことだね。手術後1年の検査だったの。」

 

I 「他にもたくさん項目があるから、それだけじゃ判断できないからね。でもマーカー値は健康的だね。」

 

 

ここで私の思考はしばし停止する。

T先生に検査結果を見てもらう前に、術後1年の関門を突破したんではなかろうか?

 

心の中で『ヒャッホー!』と小躍りしかけた。

 

けれども…CTとエコーの検査がまだわからないじゃないか…。

 

 

そして今は『膠原病』の診察中。聞きたいこともある。

…時を戻そう。

 

Y「このところ乳がんのこと忘れることもあるぐらいだから。多分大丈夫だと思うんだけど。」

 

I 「甲状腺の値は落ち着いてきてる。前は7近かったけど、今回は3だから。もう少し様子を見ないといけないと思うけど、元々『橋本病』の気はあるしね。」

 

I 「それと今回、アミラーゼの値が高いね。もしかして、また腫れてる?」と耳の下を指した。

 

Y「そうなの。もう日常的に腫れてる感じ。すごく大きくなることとかはないんだけどね。あの時みたいに。急に痛くなることも最近はないんだけど、いつもぷっくりしてるの。特に左側。」

 

I 「うーん。高いって言ってもまだ薬が必要なほどじゃないから。揉んで。(笑)」

 

Y「はい。最近はあんまり気にならない。慣れちゃった。時々痒い(笑)」

 

I 「甲状腺の数値も他の項目もさほど変わっていないから急にどうこうっていうことはないよ。他には?」

 

 

Y「それがね、先生。今年はレイノーがひどいの。どうしてかっていうとね…。」

 

 

 

実は最近、私が『レイノーがーーーー!』ってあんまりいうものだから次男と喧嘩になって。

 

原因が愛犬の世話。

 

今までは夏に冷凍庫から氷を出したり、保冷剤を持ったり、ちょっとするぐらいではレイノーは出なかった。

でも、今は1日に何度も保冷剤に触る。

その度にレイノーが出る。

 

そして、暑い日にはガンガンに冷房をかけなくてはいけないこともある。

すると、レイノーが出る。

 

昼間、ずっと冷房の中にいると私が具合が悪くなる。

そりゃダウンでも着ていればイイと思うかもしれない。

でも、ダウンを着ていても室温が20度ではレイノーは出るのだ。

 

じゃあ、出たら対処はどうすんだ?先生はなんて言ってるんだ?と次男。

 

寒いところにいないで常夏の島へ引っ越しなさい。と先生は言うよ。

 

極端だけど、極論だけどそういうことなのだ。予防をする。そういう状況にならないようにする。

 

じゃあ、冬は?冬はどうしてるのさ。次男。

 

冬はストーブの前にいるでしょ?室温が下がっていても火があると違う。

 

でもさ。そんなこと言ったってルークはママみたいに自分で体温を調節できないんだから、自分で調節できる人間が譲るしかないんじゃない?

だからさ、先生に聞いてみてよ。

今の状況を説明して、冷房の中にずっといなくちゃいけない状況になったら、レイノーでたら、どうすればイイですか?って。

 

…悪いけど、言われることはわかっているから聞きたくない。

 

 

水掛け論。

 

私だって愛犬の世話がしたくないわけでは決してないんだけど…。

 

 

 

……ってことがあったので、恥を偲んで聞いてみた。

 

 

 

Y「先生、今年はレイノーがひどいの。ずっと雨続きで気温が上がらないこともあるんだけどね…」

 

I 「沖縄に移住だな。(笑)」

 

Y「そうしたいところなんだけど…」

 

と、事情を説明した。

先生は途中で「犬のためにそこまでするの?」と言ってきた。

だから、そうしないと生きていけないし、もうそう長くはないから…と付け加えた。

 

I 「それなら保冷剤をつかむ時に、冷凍庫で働く人がつけるようなグローブがあるから、それを処方してあげるよ。」

 

Y「いちいちそんなのつけていられないなぁ。息子はね、出ないようにするのはもちろんだけど、出てしまったらどうしたらイイのか?聞いて来い!って。」

 

I 「出たら?うーん。あっためる…?でも、冷たいものを触って出るなら、触らないのが一番なんだけど…。」

 

ごもっとも。やっぱりそういうだろうとおもった。

 

 

Y「そうだよね。そう言われたって、いう。わかった。あとはなんとかする。」

 

 

I「今の所数値的にはそんなに進んでいるような兆候はないから。できるだけ予防していれば。」

 

 

 

 

Y「はい。あ。CTは見ました?T先生、I 先生が見たいって言ってたから今日の診察に間に合うように朝、撮ってきたんだけど…」

 

I 「そうなの?どれ…。あ、うん。(画像を見ながら)大丈夫だね。キレイだ。」

 

I 先生はCTの画像を首の方からマウスを使って動かして見た。

私も一緒に見ていたけど、どこになにが写っているのか?よくわからなかった。

先生がキレイと言うなら、異常はなかったのだろう。

 

ってことは、がんのようなものも見当たらなかったと言うことだ。

 

 

 

腫瘍マーカーの値も今までで一番低く、CTの画像にはなにも悪そうなものは映ってなかった。

 

もう…コレは…。

 

T先生の診察を受ける前に、I 先生に進級テストの結果を聞いてしまった…と言うことだ。

 

 

 

 

いや。まだ。

 

まだ、エコー検査が残っている。

 

 

Y「間質性肺炎は進んでないってことね。よかったです。じゃあ、次回はいつにしますか?」

 

I 「甲状腺の数値もすぐに変化しないと思うし、12週間後でイイかな?」

 

Y「はい。多分このままいけば、乳腺も6ヶ月後になると思うから。3ヶ月後でイイと思います。その時は血液検査は?」

 

I 「しておこうか。9月だとまだ残暑があるから…」

 

Y「ってことは、また朝一に並んで血液検査だね。」

 

I 「え?早い?じゃあ診察をもっと遅くしてもイイけど…。」

 

Y「いいえ。大丈夫です。早く終わる方がいいから。次は9月ね。」

 

I 「はい。じゃあ、あまり冷やさないように。ほどほどにね。」

 

Y「はーい。ありがとうございました。」

 

 

診察時間は15分。

 

 

 

このあとエコー検査を受けて…

 

進級間違いなし!

 

と確信した。

 

 

んだけど。

 

T先生の口からちゃんと聞こう…と。

 

ニヤニヤしながら大学病院を後にしたのだった。