6月14日大学病院へ。
早朝より並ばないといけないのはこんなスケジュールだったから。
9:00にアレ内(膠原病)の診察の予約が入っている。
でもその診察のために採血が必要で、血液検査の結果が出ないと診察できない。
そして通常、血液検査の結果が出るまでにかかる所要時間は約1時間半。
つまり…7時半には採血が終わっていないといけない。
しかし。採血(受付)が始まるのは8時。
おーい!時間がどうしたって合わないぞ!検査を巻きでやってくれー!
9:00のアレ内の予約の後に…火曜2 9時半までに診察
という注釈がついている。
それまでに始めないとその次に『乳腺甲状腺エコー』の予約が間に合わない。
おーい!ゆっくり話ができないぞー!
それだけじゃなく。
採血が8:10までに終わらないと8:15にCTの予約が入っているのだ。
今回は造影剤なしの『単純CT』だからいいけど…(いや、そんなによくない)
採血の場所からCTの場所まで地味に遠い。
7:30に24番で受付を機械で済ませた後、まっすぐ院内のコンビニへ。
朝食抜き、コーヒー抜きで来てしまってとにかくお腹も空いたし喉も乾いた。
このままでは血を抜かれたらぶっ倒れるかもしれない。
サンドイッチとコーヒーを買って、採血の受付が始まるまで採血受付近くのベンチで食べながらメールとコメントチェック。
8時ぴったりに受付開始。
私の受付の番号は24番だけど、全員が血液検査をするわけじゃないので血液検査の受付番号は18番だった。
18人か…でもその中には抗がん剤を受ける人は含まれていない。
10分までに終わるのか?
そうは言っても待つ以外に何もできない。
5分が過ぎた。14番まで中の待合室に呼ばれた。
8分…やっと中に入れた。
うーん…間に合うかなぁ。
10分になった時、呼ばれた。
若い女性だった。長い髪を後ろで束ねて背筋がピンと立ったスッとした美人さん。
「お名前と生年月日を」
久しぶりに聞いたこのセリフ。早口で答えて、座りながら左腕のシャツを肘の上までたくし上げた。
出てきた試験管は5本。
やっぱり、多い。時間かかるじゃん…。
準備をしている時に腕を置いた枕の上で左手をグーパーしておく。そして準備が整ったところで親指を中にしてぎゅっと握って針が入るのを待つ。
「はい。力抜いてください。」
いつもは絶対見ないんだけど、今回は試験管の中に血液が溜まっていくのをじっと見ていた。ピューっと勢いよく試験管の中に血液が飛んでみるみる溜まっていく。
コレはさっき食べたサンドイッチの効果か?
あっという間に5本の試験管が満タンになり、止血バンドを巻いてもらって席を立つ。
12分。
ぬわーー!あと3分!
走れないから大股早歩き。
ちょーノロのエスカレーターで1Fに降りて、長い通路を隣の検査棟へと急ぐ。
ちょーノロのエスカレーターでB1Fに降りて、長い通路を建物の一番奥まで進む。
CTの受付についてチェックイン完了。
ちょうど15分。セーフ。
私の番号が呼ばれるまでベンチで待つ。
ベンチ横のCTの検査室のドアが開いていて、中がよく見えた。
ここの天井の写真は初夏の青空みたい。
この検査室には入ったことないかも。
すぐに呼ばれるかと思ったけど、10分ぐらい待った。
その間、スマホも見られない(電波が届かない)し、なんとなくボーっとしてた。
私の番号が点滅して一番奥の検査室に呼ばれた。
金属を身につけていないことを確認して洋服のまま検査台に横になり、
「息を吸ってください。…止めて。…楽にしてください。」
の機械の声を3回。
5分ぐらいで終わり、膠原病の診察前の検査は終了。
このあと膠原病の診察を待って、診察を済ませて…
(診察の話は別で。)
診察が終わったのが9:40ごろ。
アレ?
乳腺甲状腺エコーの予約時間は10:30。
早く終わっちゃったなぁ…受付だけしておくか…。
受付へ。
「すみません。予約時間は10:30なんですけど、早いですか?受付だけしてください。」
「あ。そうですね。すぐには呼ばれないと思いますけど…この上の掲示板に番号が出たら奥に進んでお待ちください。」
はい。知ってます。1時間もここで待つのかぁ。
ま、でも、ここは電波が届いてるからブログでも書いて待ってるか…
どっこいしょ…
と、お尻を、坐骨を落ち着ける前に、ポロン♪という軽いチャイムと同時に私の番号が点灯した。
な、なんと。呼ばれたじゃない。
奥のエコー検査室前の待合室へ。
そこでも腰を落ち着けようとする前に、名前が呼ばれた。
部屋に入ると上半身裸になってバスタオルをかけて台の上で横になって待つように言われる。
CTは脱がなくてもよかったが、エコーは上半身は脱ぐ。
部屋が暗くなり左胸(健側)から見る。
ゼリーがあったかい。
健側は感覚があるから力が入る。
いつもは自分のエコーの画面なんて見たことない(と思う)けど、今回はモニターがよく見えた。
左の胸の乳首の周りは念入りにパッドを当てる。
これがくすぐったい。足の指が攣るぐらい力が入る。
左の脇も念入りだ。時々黒く映るモノを撮ってサイズを測る印のようなものを貼ってる。
前回よりも丁寧な感じがする。
鎖骨のあたりと首の方にもパッドを当てる。
続けて右側。患側。
こちらは感覚はないのでそんなに力は入らない。
でも、肉がないのであばら骨に直にパッドが走るので骨に響く。
ダダンダダン…枕木に電車が通っていくみたい。
脇の下まで来て、1箇所にかける時間が急に長くなった。
途中で手を止めて、何やらカルテなのか?紙を見ている。
そして黒く映る(多分リンパ節?)ものを撮ってはサイズを測る作業が続いた。
また、手を止めて紙を見ている…。
な、なに?何か悪いものでも?
鎖骨の下にパッドを当てる。
もう1回、紙を見て…
「最近、患側に何か変わったことありましたか?」
え?なんで?そんなこと聞く?
「えーと。少し前に転んで、傷を作ってしまって…」
パッドは止まらずに話しながらも黒く映るものを測っている。
「痛いですか?」
「その時は痛かったですけど、今は痛くありません。」
「前…もっと腫れてましたよね?前回も、その前も確か…」
「え?そうですね。前々回が結構腫れていて、先生が経過観察って言って、前回もそんなに小さくなっていなかったんじゃなかったかなぁ…」
「そうですよね。今回、すごく小さくなっていて…」
「は?小さくなっているんですねっ?」
「はい。」
それがいいことなのか?そうでないのか?は聞かなかった。
でも、私は単純に小さくなったということは『いいこと』だと解釈して嬉しくなった。
確かにモニターに写っていた黒いものは小さく豆のような形をしていた。
悪いものには見えなかった。
「今日はこれから診察ですか?」
「いえ。今日は検査だけで、診察は次の月曜日です。」
そう答えたら、最後に鎖骨の上に映った黒いものを撮って、
「はい。では終わりです。お疲れ様でした。これ(紙と清拭布)でよく拭いてお着替えをしてこちらからお帰りください。」
(私がエコー検査を受けたあと。)
今日は時間をかけてゼリーもいっぱい使って検査したから、服を着るまで時間がかかった。
…ちいさくなってるっ!やった!もう、来週まで待たなくても結果はわかってしまった。
ふふふ。
ニタニタしながら会計に向かった。
会計の壁にかかった時計10時10分を指していた。
まだ結果が出たわけじゃないけど、こりゃあ…悪いわけないな。と小さくガッツポーズをして…コストコに走った。
ちゃんとした『結果』は20日に出る。