友達の成功 | 60代 まきみち奮闘記

60代 まきみち奮闘記

初老おばさんの独り言です。
40代半ばから絵を習い、50手前に「プロになる」と覚悟を決めてパートしながら毎日絵を描く生活が始まる。50代半ばに初めて挿絵、装画の仕事を経験。
連れ合いとはちわれ猫との三人暮らし

今日、工房はお休みで

友達の占いのお店へ行って来ました。

彼女がそこにお店を移したのは2年前。

丁度2年ぶりに会いました。

夫が失業して、この先どうしようと思ってた頃

彼女の旦那様は自己破産。

二人ともどん底でしたが

彼女もわたしもひたすらパートで働きました。

共に夢を語り、将来を語りました。

その内、彼女は思いきってパートを辞めて占いのお店を開きました。

もともと霊感もあった彼女のお客さんは口コミでどんどん増えて行き

店舗を今の大きなところに移してからは

占いの指導もして京都、大阪、東京と忙しい毎日を送るまでになりました。

「新しいお店、一度行くね~」といいながらなかなか行けませんでした。

「お茶しない?」の誘いもなんとなく断り、

会いたく無かったんやと思います。

「もう進む道が違うから」とか

「忙しいから」とか

いろんな理由で自分を納得させようとしてましたが、

正直、友達の成功が妬ましかったんやと思います。

はっきり自分で自覚したのはいつやったか・・・。

小さい人間やと思います。

心の優しい彼女の成功を心から喜ぶことが出来ひんなんて

ほんま、小さい人間です。

ずっと先をさっそうと歩いて行く彼女が

妬ましく、悔しく、腹立たしかったんやと思います。


今日、急に思い立って、彼女のお店へ行きました。

彼女は2年前と変わらず、やっぱり気さくな彼女のままでした。

そして、成功に至るまでの不思議な体験を語ってくれました。

その話を素直に喜んでる自分にビックリしました。

良かったなあと思いました。

帰り、自転車に乗りながら

友達の成功を心から喜んでる自分が、たまらなく嬉しかった。

2年かかった。

2年かかったけど、ここまで来られた。

おめでとう。(これは彼女に)

おめでとう。(これはわたしに・・・)