2024年のフェブラリーSは荒れましたね。
私はガイアフォースの単複を1:4の割合で買い、
しぶとく複勝を拾いました。
2024年は基本的には単複でいこうと考えて、
成績が安定しはじめました。
いや、穴馬の選定は割と得意なんですよ。
得意と言っても、
フェブラリーSのペプチドナイルやセキフウで勝負できるって感じじゃなくて、
人気決着しないかもなってレースを選定して、
自分の拾える範囲の人気馬以外から買うという感じ。
で、現状、こんな感じ。
1月は午後レースを全部買うみたいな遊んだ日もあったせいか、
負けてますが、2月は非常に調子が良い。
ここから話すのは予想法とかそいうのじゃないです。
単勝・複勝を買う際に、
こういうことを冷静に考えたら良いですよってお話です。
ここから話すことは「期待値」の話です。
サイコロで6が出れば6000円、他は-1000円とすると、
どの数字も確率が1/6なのだから、6回に1回は6000円で、
残りの5回は1000円のマイナスとなる。
これの期待値はというと、
(-1000×1/6)×5+(6000×1/6)
=-5000/6+6000/6
=1000/6
≒166.7
上記で計算され、1回あたり+166円の期待値が得られるということになる。
よって、このサイコロゲームは振れば振るほどお得ということになる。
これを競馬で実現すれば、
お得な馬券を買い続けることができるということです。
ということで、2024フェブラリーSのオッズを使って、考えていきます。
下記はフェブラリーSの最終オッズから、
これぐらいの確率で馬券になれば、期待値±0ですよっていうのを、
計算した確率になります。
単純に1をオッズで割って100をかけると、数字が出ます。
イグナイター 単2.9% 複15.1%
シャンパンカラー 単1.6% 複8.5%
ミックファイア 単2.9% 複12.5%
デュラエレーデ 単18.1% 複62.5%
オメガギネス 単31.2% 複76.9%
カラテ 単0.8% 複5.4%
ガイアフォース 単7.6% 複28.5%
セキフウ 単2.0% 複14.2%
ペプチドナイル 単2.6% 複17.2%
タガノビューティー 単5.8% 複34.4%
キングズソード 単10.6% 複38.4%
スピーディキック 単0.9% 複7.8%
レッドルゼル 単7.4% 複38.4%
ウィルソンテソーロ 単25.6% 複66.6%
ドンフランキー 単2.7% 複12.5%
アルファマム 単2.3% 複15.3%
ルメール騎手が乗る1人気、オメガギネスを買うなら、
最低でも31.2%は勝率がないと、損をする馬券になるわけです。
仮に50%の勝率を予想で見出したとしましょう。
そして、単勝を100円だけ買うとしましょう。
(単オッズ3.2倍)
3.2×0.5=1.6
期待値は1を超えていれば黒字となります。
競馬をする人は100をかけて、160円とした方が分かりやすいかもしれません。
馬券代が100円なので1回あたり60円の利益が出ますよって感じになります。
競馬で回収率を上げていくには、
「購入する馬券が期待値プラスなのかマイナスなのか」というのが大事になってきます。
仮に下記の勝率で期待値を算出していきます。
オメガギネス 勝率30.0% 期待値0.96
ウィルソンテソーロ 勝率30.0% 期待値1.17
ガイアフォース 勝率12.0% 期待値1.56
ペプチドナイル 勝率5.0% 期待値1.90
これだけ見ると、穴馬がオッズより好走するって予想できるなら、
期待値の一番高いところで買ったら良くないかって考えますよね。
一番、利益が高いんだから。
そこが一つの落とし穴です。
それは資金力がある人のお話です(笑)
長期的に馬券を買うなら、自分の資金力と要相談となります。
言い換えますね。
「あなたは何回連続で外れても大丈夫ですか?」というお話です。
ということは、自分の予想で勝率5%ぐらいだなと思ったなら、
簡単に20連敗なんてするのは予想できますよね。
なんなら50戦、5%が当たらないってことは十分にある。
こういう馬を買い続けるなら、資金力はそのレースに使うお金の50倍ぐらいはいるかな。
実際には、こういったオッズばかり買うわけではないので、
一概には言えませんが、期待値を追いすぎると、
回収する前に資金がパンクする恐れがあるということになります。
ちなみにペプチドナイルやセキフウの好走率をもっと高く見積もれるなら、
オッズが高い馬を買うことは問題ありません。
それは、あなたの予想力が、世間より優れているというだけの話なので、
何も問題がないわけです。
個人的には、40倍前後の単勝オッズでも3着率が高いと踏んだら、
複勝で資金が回収できると考えられるので、勇気をもってプッシュですね。
後、難しいのが、ペプチドナイルが仮に4着になったとすると、
次のレースで、このオッズで購入できるかというと、
恐らく、G3級でもそれなりに人気しそうという点。
このオッズで買えるのは、ここしかない可能性があるということです。
他の馬に関しても、今回のレースでオッズが変動すると思います。
オッズの高い馬に落とし穴はあるものの、
ある程度の好走を見込めるなら、オッズを気にせず買うという感じですね。
個人的な見解ですが、
相当な競馬オタクでない限りは、単勝を買う場合は10倍以上をお勧めします。
単純な1人気の勝率って30%前後。
となると、人気している馬って、
期待値が1を割っているのが多いということになります。
あくまで、数字上の話なので、
能力、相手関係、馬場、コース適性などなど、
全部条件が揃ったみたいな状況であれば、
人気してても期待値が1を超えるってケースはあります。
基本、そういう馬って1倍台で、期待値1.2とか1.1あれば良い方です。
人気馬に限って言うと、期待値はなんとか1を超えるみたいな感じですので、
余程、予想に自信があって、レース選択もシビアにしている人以外は、
手を出さない方が無難なのが人気馬ということになります。
あんまり儲からない上に、
競馬は選択を間違ったのかどうか分かりづらいので、
基本、人気の馬は買わない方が良いと個人的には思います。
そして、単勝10倍以上というのは、
あまり人気はしていないケースということになりますが、
10倍以上あったら、勝率10%で良くて、
予想力に自信があるなら、大抵のケースで期待値1以上になります。
5倍あたりを狙ってはいけないかと言われるとそうではないのですが、
こちらは、本来なら1人気でもおかしくないって馬ならって感じですね。
勝率20%って1人気に肉薄した勝率が必要ですから、
オッズが直前で下がる可能性も考えると、ちょっとしんどいなって感じです。
10倍前後なら、下がっても6倍とかまででしょうから、
仮に6.0倍まで下がったとしても、勝率16%程度なら黒字と考えると、
ギリギリ許容範囲かなって感じです。
なので、買う時間も大事で、
早くてもレース30分前ぐらいが無難かなと思います。
どうしても朝や前日夜しか買えないっていう人は、
単勝や複勝よりかは、連系の馬券が良いかもしれません。
ただ、その場合、期待値の割り出しの難易度が上がります。
ここまで話した内容は予想法というより、考え方の部分です。
もし、期待値を考えて、馬券を買う場合、
買わないレースが、結構発生します。
私の2月の馬券を例に見てみます。
フェブラリーSウィークの土日に買った馬券は以下の通り。
基本は午後のレースで10~12Rを中心に馬券を買っています。
(土曜日)
東京11R ダイヤモンドS ハーツイストワール 単14.0、複2.4~ 単複で外れ
京都11R 京都牝馬S プレサージュリフト 単8.5 複1.9~ 単のみで外れ
東京12R ピックアップライン 単8.8 複2.2~ 単複で両方的中
土曜日の回収率160%
仮に最終が複勝しか的中できてなくても89.6%の回収率になっていました。
(日曜日)
小倉11R 小倉大賞典 フェーングロッテン 単17.7、複4.5~ 単複で外れ
東京11R フェブラリーS ガイアフォース 単13.0、複3.5~ 単複で複のみ的中
日曜日の回収率204%
土曜日のプレサージュリフトの複勝は買うかどうか悩んで、
結局、単のみにしました。
難しいレースだったので、手を出さない選択肢もあったなーと。
好きな馬だったので、手を出してしましました。
フェブラリーSはガイアフォースに自信があったので、
こちらは、勝負した感じですね。
この前の週は見合う馬券がなかったので、見送り。
さらにその前は買いましたね。
フェブラリーSまでの2月のレースだと10レースしか買っていません。
それでも2月の回収率200%超え、遊んだ1月すら95%あるので、
回収率を100%超えさせようと思ったら、期待値が大事だということです。
自分の予想は展開と能力重視って感じで、
後は馬場と枠がマッチすれば、買う感じになります。
そして、買わないレースは、人気決着しそうなレースとなります。
1~3人気のうち2頭は馬券外にそれなりの確率でなるって予想できないと、
穴馬に手を出しづらいです。
後、人気馬が馬券買いだと複勝の配当も跳ねるので、
複勝を買う関係上、人気馬の好走率が相対的に低いというのは重要になります。
こんな感じで、買いたい馬のオッズと、
好走率をイメージして、プラスになりそうなら買う。
損しそうなら買わないって感じですね。