2ということは、1があります。
1というより無印ですが、
過去の記事は基礎中の基礎の説明になっています。
【1】rating
【2】一致率
【3】悪手率
基本はこの3本柱です。
悪手を見直して、悪手になっている理由、
第一候補の打牌が良い理由を考えて、自分の麻雀に生かすというのが、
MortalのようなAIを用いた勉強の方法の基本になっています。
ratingと一致率は振れ幅はあるものの、
基礎的な牌効率や守備ができていると、
高くなる傾向があるので、参考にはなるかと思います。
さらっと無印のおさらいでした。
ここからは応用編です。
「悪手でないところ」をどうするかという話です。
これは、非常に難しい勉強となります。
ただ、分かりやすいところもあります。
3つ候補があって、30%、10%、10%の評価値があって、
10%を選んでいたとする。
牌効率面では差がない。
ただ、安全面では30%の方が優位だった。
その優位の理由が、親の現物であったり、他家の現物だったりします。
特に序盤では良く頻出する比較なので、
これができているのとできていないのとでは、結構な差が出ます。
ラス率を1%下がる効果がある勉強と言っても過言ではないです。
ラス率が1%違ってくるというのは、大げさではなくて、
牌効率面+安全面の両面から意識的に勉強するようになると、
だんだんと意識が根付いてきて、実戦で使えるようになってきます。
それが序盤だけなく、中盤、終盤でも使う場面が多くなるので、
守るべきところで、きっちり守れるようになり、結果的にラス率が下がるということになります。
次の話は諸説あるので、難しい話になってきます。
第一候補と第二候補の評価値が倍以上の差があり、
第二候補以下の打牌選択をしている場合は、必ず見直します。
先ほどお話した、現物かどうかの差なら、分かりやすい上に、
現物持っていた方が良いというのは99%正しいことなんですが、
そうではない場合が問題です。
「打点」「聴牌率」「和了率」「安全面」どれを見ているのかという話になってきます。
「安全面」は守備の話で押し引きや安牌選択になってきて、難しいので、置いとくとして、
他の3つですね。
受入れ枚数に差がなければ打点を見て、
受入れ枚数に差が出てきたら聴牌率を上げていくのがMortalの方針かなと思っています。
聴牌時には和了率を重視した打牌にする(例:シャンポンかリャンメンかの選択など)。
基本はこれで良いと思うので、Mortalを真似れば良いかなと思います。
ただ、最初から和了率や打点に重きを置くと、評価値に差が出ることがあります。
その場合、その1打が悪手だったとしても、極端に効率を悪くしていなければ、問題ないと思います。
受入れ枚数が30枚から10枚に減らすような打牌はいかがなものかと思いますが、
そうではないのなら、意味のある一打として、自分を通しても良いかと思います。
本当に正しい打牌なのかの判断は難しいのですが、
Mortalの候補を見ても尚、自分の選択が正しいと思えるぐらい考えたのであれば、
それは正しいものだと思います。
Mortalの候補もありだと思えるなら、その考えも頭の片隅に置いておくというのは大事です。
引き出しの多い方が良いのが麻雀です。
柔軟に対応できる力を身に付けた時、麻雀は強くなると考えていますので、
AIの候補が絶対に正しいと思わわずに、基本ができている人は勉強するとより良いと思います。