『十鬼の絆 ～関ヶ原奇譚～ 恋舞』
早いもので・・明日が千秋楽となりました。
毎朝、劇場に入るとみんながアップを始め、身体をほぐしていく。
そして、色んな返し稽古をしながら、日々のコミュニケーションも欠かさない。
約1ヶ月半、本当に色んな事をみんなと話し合い、ぶつかって、向き合い、作り上げてきた作品。
返し稽古を終え、準備するみんなの姿を2階席からじっと眺めながら、
色んな事を振り返っていた。
振り返る絵はどれも笑いと汗と真剣な眼差しの記憶。
それは本番が始まってからも変わらずにあった。
いつしか意識も想いも熱い絆が増していく。
お客様の前に飛び出す、本番直前。。必ず皆が集まって一つになる時間。
一つの輪になり静かに精神統一、そして気合をいれて皆が一斉に飛び出していく姿を見送る。
そして客席の一番後ろでそっと彼等を見つめる。
舞台上で輝く姿とお客様と一体感を作り上げて行く最後の仕上げ。
生ものだからこそ毎回変化は起きる。
なにより忘れてはならない大事な事。
この作品を頂き、
それぞれの役に魂を吹き込んでいく。
そして作品の最も伝えたいこと。
毎回何度も確認しながら舞台の幕があく。
千秋楽、どうぞよろしくお願いいたします。
『十鬼の絆 ～関ヶ原奇譚～ 恋舞』
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