前記事の続きです。はい、ランチの後は 近藤英恵先輩 と日比谷の東京宝塚劇場へきました。
劇場でばったりアナウンサー先輩山田さつきさんにもお会いして一緒に。


9月初旬に大劇場で観て以来でしたが、さらにパワーアップした月組『エリザベート』は
ご贔屓組としては見どころが沢山あり、目が足りません…。




私、プロローグ霊廟からのシシィ幼少期〜結婚式の流れが大好きで、高校生のとき「一人エリザ」で歌って遊んでいました。

特に「ようこそ皆様♫ご機嫌よう♫ 」のあそこです。
自由を愛しのびのび暮らすシシィと、姉ヘレネの嫁入り準備に夢中になる母ルドヴィカや親戚達のやり取りを、一人で何役も成りきって歌うという「一人エリザ」で楽しんでいました。


今回、夏月都さん演じる母ルドヴィカが軽快に娘の明るい未来を信じて歌う様が可愛らしくもありつつ
シシィの宮廷暮らしは合わないだろうと行く末を危惧する父マックスとは対照的な母で、印象的です。

結婚式の場面、幕が閉じるその瞬間も父マックスは不安げな表情なのに対して
母ルドヴィカは、皇后となった娘の姿を見て母として娘を立派に育て上げ一仕事終えたようなホッとした笑顔なのですよね。

なんて細やかな役作りなのかしら…と拝見しておりました。

こういうこだわりや深い役作りの一端が垣間見られると生の舞台ってより一層楽しいですよね。



偶然にも観劇日に、トート閣下もシシィもルキーニも演じた経験のある元トップスターさんや
他にも大勢OGさんがいらしていて、今回の月組エリザベートにどんな感想を抱いたかしら…と気になってしまいました。


終演後興奮おさまらない英恵さんと私。
《私だけに》というシシィのナンバーが大好きな英恵さんは涙が止まらなかったようです。
それと月城かなとさんのルキーニが狂気度増していて、素晴らしかったと。
重臣達と革命家達のコーラスやお芝居が安定感抜群だったとも語っておりました。

他にも感想挙げたらキリがないのですけれどねぇ。
組子全員の感想を書きたいくらいですが、この辺で止めておきます。

あー楽しかった!!



というこのタイミングでセディナに月組トップスター珠城りょうさんのインタビュー記事があるのを知りました。


私、珠城さんの役者としてステキなところは《誠実さ》だと思っているのでこのインタビュー記事でも舞台に対する真摯な姿勢がわかりますし
「色んな役に染まれる状態でありたい」と役柄にその《誠実さ》をどう活かされて演じるかが今も、これからも楽しみです。