5年振りに伺った『ベッカッチャ 』で、

衝撃を受けた「THE料理人料理」に出逢いました。


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「筍(京都生まれ)の薪焼き」と、


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「天然鰻(島根生まれ)の薪焼き」と、


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「トマトと野菜たっぷりスープ(べッカッチャ生まれ)」です。

昨年移転なさって、

お店の雰囲気は、がらっと変わってましたが、

空間もより洗練された気がしたまま、

お料理へ突入したわけですが、


期待を裏切らないどころか、

上記3品を筆頭に、

期待をはるかに上回ったお料理の数々でした。


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「外側かちかちパン&オイリーじゃないフォカッチャ」と

一心同体な「風味高いオリーブオイル」、


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「お野菜の酢漬け」の後に、


メニューには載ってなかったのですが、

これを目当てに来たといっても過言ではないほど

お目当てだったスープをリクエストし、


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この澄んだスープを出して頂きましたが、


5年前、これにやられてました


「このシェフ、天才だ」と思ったスープです。


たーっぷりのトマトをはじめとするお野菜が入っているとうかがって

出てきたのが、

具の見えないクリアなスープです。


私は、

人も料理も、

「ギャップ」に弱いのですが、

まさにそのギャップの最上級版です。


改めて、

目にはみえないものの大切さに気付かせてくれます。



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どれも魅惑的で、

選ぶのが至難のワザでしたが、


中でも私の好きな手打ちパスタを発見したので、


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「フルーツトマトのエストラット ウンブリチェッリ」と、

「カルチョーフィと干し黒無花果のマルタリアーティ」を選びました。


黒無花果をパスタ(カルチョーフィと黒オリーブ)に合わせるなんて、

斬新もいいとこですが、


変わった味ではなく、

直球で美味しさが伝わってくるんです。


さらに、


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酸味と甘みの際立ったトマトが、

もっちり&ちゅるちゅるパスタに絡まって、

「このパスタ、一体何もん!?」てほど、

スーパーコンビなパスタでした。


メインも、


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迷いに迷うと思っていたのですが、


お品書きを見た瞬間、


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「天然鰻の薪焼き」をご指名してました。


後に、

私のふるさと島根(高津川)からやってきたと伺ったので、

やはりこの鰻に呼ばれてたんでしょう。


生まれ育った地からの贈りものです。


我儘リクエストで、

「白いんげん豆」と「白タンポポ」を添えて頂いてました。


鰻には、

西洋山葵と、

グリーンソース(胡瓜ソース)を添えて頂いたのですが、


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鰻と言われなければ、

鰻とは思えない塩焼きに、

疑いの念を抱きながら、

絶句してました。


脂ののった秋刀魚と太刀魚を合わせた感じです。


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この「グリーンソース」、

鮎につける「蓼酢」的な役割を担ってました。


時間に余裕さえあれば、

間違いなく、

お代わりしてましたが、


残念ながら、

時間がなく、

次回伺った際にも食べることを誓い、


もう一つのメイン料理へうつりました。


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まず他ではお目にかからないメニュー名を見ていると、

全メニューを制覇したくなりますが、


この日の気分で選んだのは、


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「ヒグマと百合根の煮込み」でした。


これまた意表をつかれる組み合わせです。


まるで牛肉の頬肉を煮込んで、

繊維がほろほろ崩れるような「ヒグマの肉」に、


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とろける熊の脂身、

ホクホクした百合根、

数種の香辛料が一致団結し、

新進系なおいしさにまとまってました。


ただただ、おいしいとしか言いようがなかったのですが、


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このつけ合わせの筍にも、

度肝を抜かされました。


先月『壬生』で衝撃を受けた「筍」 を上回ってしまったぐらいです。


食べ終えて、

数ヶ月経った今も、

脳裏にしっかりこびり付いてます。


また、

お料理に留まらず、

シェフは、

ドルチェでも感動を巻き起こしてくれます。


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「ベッカッチャ風モンテビアンコ」は、


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ピスタチオジェラートと、


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栗のペーストが入っているのですが、

奥深い濃厚さが、

人生の重みすら感じさせてくれました。


さらにもう一つ、


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「温かい~」と「冷たい~」が同時に味わえる

「森の果実 セミフレッド」も頂き、


その後も、


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焼き菓子のプティフールを頂きました。


もちろんハンドメイドです。


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薪も、

イタリアから輸入なさってるそうです。

私は、

伺ったレストランをブログに書くのは、

レストランに伺ってすぐにではなく、

あえて数日経ってからにしてますから、

印象に残ってないものの方が多いのですが、


『べッカッチャ』さんの場合、


月日が流れても、

脳裏にこびり付いて離れないものばかりなんです。



人それぞれ好みがありますから、

こちらに対しても、

賛否両論ではあるでしょうが、


玄人泣かせの個性ありあり店であり、

食べることが大好きな方には願ってもないお店であること間違いないです。


そんな方には、

たくさんの気づきがあると思います。


美味しいだけではない発見とワクワクが随所から伝わってくるはずです。


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笑顔満載なシェフの奥に秘めたものが、

料理に反映されてるんですよね。


そんなシェフですから、


本来は、

シェフが考える震災後の日本復興食(「食力」)について等、

色々伺いたかったのですが、

時間がなく、

伺えず仕舞いでした…。


次回は、

そのあたりの深いお話もできる時間の余裕をもって伺いたいと思います。


余裕は自分で作るものですしね。


余裕にもいろんな種類がありますが、

特に、

「心の余裕」は持ち続けようと思います。


「心の余裕」があるとないとでは、


気のきいたギャグが言えるかどうか、

おいしい料理が作れるかどうか等も含め、

人生が180度違う気がします。


人間としても大きくなれる上、

さらなる幸せにつながるはずです。


と、

経験者は語ります。


といったところで、

締めくくりにしようと思いましたが、


「余裕」で思い出したどうでもいい追伸で、

長すぎるブログの打ち止めにさせて頂きます。


※どうでもいい追記※


先日、

19歳の可愛こちゃん2人に、

なんかの拍子で、


「余裕のよっちゃん」

(数秒後に)

「冗談はヨシコちゃんの彼なんだよ~」と伝えたら、


全く伝わりませんでした。


心に余裕を持ちながらも、

ジェネレーションギャップを感じた余裕つながりのひとときでした。