貴重な幻本をお借りしました。
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ぺらぺらめくってたら、
ちょどこの『東京最高のレストラン 』第1回目が出版された2000年に開店の『ル・ブルギニオン 』を発見し、
勝手に「呼ばれてる光線」を感じ、
「呼ばれてる光線を感じたら吉日」ということで、
先月初め頃に、
伺ってまいりました。
すると、
シェフより、
「先日、dancyuで間接的にご一緒してましたね~。
お世話になってる感じがするので、最初にまずどうぞ」と、
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「愛媛産グレープフルーツのシャンパン割り」を出して下さいました。
何のお世話もしてない私ですが、
お言葉に甘えてぐびぐびいかせて頂きました。
シェフと愛媛の愛が体中に伝わったところで、
プリフィクス料理を頂きます。
「グージェール」
「毛蟹と茄子とアボカドのミルフィーユ仕立て」
シェフスペシャリテの代表格です。
「ブーダンノワールのテリーヌ仕立て りんごのピュレとりんごの角切りもいましたよ」
こちらもスペシャリテでした。
「フォアグラのポワレ 新玉葱と発芽グリンピースもいましたよ」
「黄ハタのポワレ ホワイトアスパラガスもいましたよ」
「レモンとミントのグラニテ」をはさんで、
予約の際に、
「できれば、旬のお野菜を盛りこんで頂けると嬉しいのですが」と、
リクエストしていたので、
この仔鳩ちゃんのパートナーに、
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「旬野菜のマリネ」をつけて下さいました。
この後はデセールでしたが、
「ワゴンチーズ」のラインナップに私の大好物がいたので、
「トム・ド・サヴォワ」
「スプリンツ」
「フロムダンベール」
「セミドライいちぢく」
も追加オーダーしてから、
デセールへと進みました。
「ヨーグルトのシャーベット」と、
「赤ピーマンのプリン バニラアイスもいましたよ」を頂いた後に、
これまた事前にリクエストしていた「苺」を使った
シェフ一押しスイーツを頂きます。
「とちおとめのスープ」でした。
パイナップルのシャーベットも一緒です。
しかし、
この春、
どんだけ苺料理を食べてるんでしょう。
改めて、「一期一会」の苺シリーズをまとめてみようと思います。
と書きましたが、
苺には、今月もまだまだ出逢いそうです。
「苺スープ」でお腹も心も苺色になると、
「ブルーベリーソースのバニラムース」
「はちみつマドレーヌ」
「キャラメル」
がトリを飾ってくれました。
「バニラムース」の入った小瓶は、
シェフがフランスにいらっしゃった際に、
一目惚れして買い占めてらっしゃったそうです。
そんな小瓶に恋したシェフが、
最後にご挨拶にいらっしゃいました。
気取らず、真摯なお料理は、
にっこり顔がトレードマークのシェフそのものです。
私もおいしいごはんを作れるように、
もっとニコニコでいようと思います。