スイングの軸となる頚椎の回旋メカニズム
スイングの軸がぶれない

それは正しい軌道作りにとって、とても重要な要素ですね。
軸となる首はとても繊細で、
回転させるスイングによって
大きなストレスを受けています゛(`ヘ´#)
ですから、スイング軸をキープしつつ
ストレスを少なくするスイング作りは、
長~いゴルフ人生にとって欠かせないスキルなのです。
スイング軸の頚椎はどういった仕組みで軸となり、
ストレスはいつ
どのタイミングで受けているのか


ストレスの少ない軸の作り方など、
その練習とケア方法をご紹介したいと思います。
今日は頚椎の回旋の仕組みと、ストレスの
大きいスイングのタイミングについてです。
※画像は「脊椎手術.com」から引用
ちょっと難しい言葉ですが、ゴルフをされる方は知って欲しい関節名です。
スイングでアドレスの向きからフィニッシュで飛球線方向へ顔の向きを変える。
この動きを首の回旋と言います。
首の回旋は、首の深部筋(回旋筋)と大きな回旋の筋肉である胸鎖乳突筋が働き、下の頚椎椎骨関節面の上で上方にある椎骨関節面が滑り、向きたい方向に顔が向きます。
その顔の向きの変化はスイングでもパターでもありますが、
いずれも頚椎の捻れ(回旋)運動です。
最も大きなストレスを受けるのが、下にある頭の向きを一瞬の回転で向きを変える動きです。
なぜなら、その姿勢での回旋は多くの首の筋肉が複雑に働き、実現しているからです。
ゴルフスイングは頭を前にキープする

この頭を前にキープする筋力は
①胸椎から頭蓋骨
②肩甲骨と頭蓋骨
③頚椎と頭蓋骨
を繋ぐ筋肉でキープされています。
とても複雑な要素がある訳です

一番効率いい回旋は水平面上で頚椎椎間関節が滑ることです。
少しでも角度が下向きに回旋すれば、センター軸の椎骨に対して左右両側にある頚椎椎間関節で上手く滑れず、椎間関節間での摩擦や圧迫、牽引力が生まれて来るのです。
この摩擦や圧迫牽引力が繰り返されれば、そのストレスが炎症症状を招き、頚椎部の右や左に痛みが発生するのです。
時には腕や指に痺れ、筋力低下(力が入らない)などの症状が表れるケースもあります。
●ゴルフスイングの動きのメカニズム
アドレス角の下を向いた顔をインパクトの瞬間でフェイスがぶれないように軸を残す。


このインパクトからフォローにかけて前傾角度をキープしようと頭の軸を残し過ぎると、フィニッシュへの頭の位置までかなりの回転運動と首を持ち上げる筋力が必要となります。
このストレスが右側の首の筋肉に大きなストレスを生みます。

インパクトの瞬間からフォローにかけて頭を残し、その直ぐ後にフィニッシュの立った位置まで顔を左に回旋させつつ持ち上げる。
この瞬時の動きの繰り返しは、頚椎を支える左右の筋肉の緊張度も偏り、頚椎椎間関節間の狭窄も生まれてきます。
頚椎にとってすごく大きなストレスが生まれやすいのです


頚椎はすごい動きを行わなければならないのです。
「インパクトでボールを見る」
右脚の軸に上体が残ってのインパクトで頭を残す。
ですが、「残し過ぎる」と(≧∇≦)・・・・
遥かに大きなストレスを受けるのが右軸で頭を残してのインパクトからフォローにかけて、左軸でフィニッシュを迎えようと左に移動しつつの頭を左に持ち上げる動きです。
この時の首を左に回旋させる動きが頚椎の関節間にさらに大きなストレスとなるのです。
つづく