ピッチングの科学 ③骨盤の回旋力を左右する腹筋群トレーニング | ゴルフツアープロコーチ・野球トレーナー摩季れい子


私は、野球トレーナーのキャリアの中で
肩を傷め、投球ができずに苦しむ選手に

数多く出会ってきました。


野球肩と診断された球児の症状は様々。

でも共通点としては、軽い症状では訪れないということ。


肩の痛みに耐えながら投げ続け、
痛みに耐えきれなくなった時、
あるいは腕が上がらなくなった時に
治療やケアを始めるケースがとても多いのです。

①コントロールが上手くできない
②球速が落ちる
③投球時に痛みがある
④投げると腕が抜けそうに感じる

そんな以前と異なる症状が表れ、
自分の投球に不安を持ちながらも
なかなか治療に踏み切らない選手達が多いのです。

腕が上がらなくなる。

そんな状態になった時に、

つまり、かなり悪化した状態に陥って
初めて治療やケアを受けるケースが多いのです。

そんな状態の投球障害からいかに復活を実現するかはてなマークはてなマーク

そのステージに関わるトレーナーは
フジカル作りの専門知識だけでなく、

野球動作のメカニズムを理解し、

野球動作を解析する力、

人間の機能解析、
そしてスポーツ医学を理解した
野球トレーナーが求められるのです。

さて、昨日までのブログではピッチングのスピードアップやコントロールは骨盤の回転が重要ということをお伝えしました。

今日はその骨盤を鍛えるトレーニングを紹介します。

私のブログで今までもご紹介していますが、下腹部にあってピッチングの骨盤の回旋力を左右する骨盤の内側部に付着して肋骨と繋ぐ腹部前方の筋肉と、背中側で腰椎骨と骨盤を繋ぐ筋肉を鍛えることが大切です。

骨盤の回旋力を左右する腹筋群トレーニング


1.腹直筋肉

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2.腹斜筋肉トレーニング



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3.骨盤回旋筋トレーニング

骨盤上方にある背中にあって腰の椎骨間にある回旋筋肉群を鍛えるトレーニングです。

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4.脊柱起立筋トレーニング



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投球障害の予防や肩の故障からの復活させる時のポイントは、常にコアのバランス力と骨盤を回旋させる筋肉の能力を見ることが重要です。



詳しくは、私の著書『野球選手の故障予防と投打のバイオメカニクス』をお読み下さい。

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