ボディターンをスムーズにするには、胸郭の回転と肩甲骨の柔らかさが大切! | ゴルフツアープロコーチ・野球トレーナー摩季れい子

6月になって初めての日曜日。梅雨の時期に数少ない、梅雨の晴れ間。気持ちも夏気分になる暑~い一日でした。

一昨日から兵庫県小野市に入り、昨日は懐かしい郷里を感じる樫山ゴルフセンターでレッスンをしました。


左軸回転で上体の回転と両腕のアームシャフトプレーンをリンクさせる方法



基本パターン1


●アドレス

①ボールを両手に持ち腕を伸ばす。

②アドレスを取り、両脚の内側に締めの意識を持ち、足の親指からカカト内側で体重を支える。お尻はしっかり後方に引き、回転の土台を作って置く。

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●テイクバック
③テイクバックの方向に上体を回転。

④左軸の固定感をしっかり左軸脚に持ち、右股関節上で骨盤を回転させる。

⑤右肩を開き、左肩は同タイミングで閉じる。頭は正面に置き、背骨を回転軸として上体の捻れを作り、ボールを後方に引く。

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●ダウンスイングからインパクト


⑥捻じりを解きつつ左軸の股関節上で骨盤を回転させ、左回転させる。上体と両腕は飛球戦方向に運び、骨盤の回転が止まる飛球線方向にしっかり向けてお腹から胸を同方向に押し出す。

⑦両腕も飛球線方向に押し出しボールを向ける。


⑨ダウンスイングでは体の捻れを解かずにお腹に力をいれつつ腰をレベルに戻す。

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●脚の使い方

⑨脚の使い方は、アドレスでは両脚を軽く曲げ、内側に力を入れ、体重を支え、姿勢を安定させる。

⑩テイクバックでは右脚軸の高さを出来るだけ変化させないように内側で支える


⑪左軸回転では左脚を伸ばしつつ、右足のカカトを蹴り出し、飛球線方向に骨盤と上体が向くよう回転を助ける。


⑫右足カカトの蹴りが遅いと右軸回転となり、左軸回転ができない。ボールは
引っ掛けが多くなる。



樫山ゴルフセンターは、この地区で研修生をしていた塾生とよくお世話になった練習場です*\(^o^)/*

PGAのプロテストを受ける前日にも練習した事がある練習場なのです。

そんな思い出の多い練習場。久しぶりにお世話になり、とても懐かしい気持ちで楽しく充実したレッスンができました。[みんな:01]


ティーチングプロには効率いいインパクトをマスターするために、左軸回転でのインパクトゾーンを作る方法と、下半身の回転とフェイスの軌道をリンクさせるテクニックを伝えると共に、その追い越し感を理解するのに必要なフェイス軌道を伝えました。



そのレッスン後、大阪からやって来た宮嶋くんと萌ちゃんのスイングチェック。

宮嶋君は、6月9日の日曜日に開催されるJOYXオープンに向け、スキルアップに務めてます。

一方萌ちゃんは近畿オープン男子の部門参加のためショットの精度を上げるために頑張ってます。

今、宮嶋君が70台でラウンドするに必要なのは柔らかく胸郭を回転させ、コントロールできるスイングが必須。


そのために必要な肩甲骨周囲筋をはじめ、胸椎や肋骨間筋肉をほぐすエクササイズに取り組み、よりスイングが柔らかく出来るよう頑張りました。

肩甲骨の外転内転運動

①胸を開き両手を肩に置き、両肘を後ろ引く。

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③歩いているように交互に腕を後方に引く。


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④いろいろな角度に肩を回し、肩甲骨を柔らかく使う。

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肩を支点として両腕を様々な角度に回すことと、胸郭を交互に回すことで、胸椎関節や肋骨間筋肉をほぐすことができます。


このトレーニングでボデイターンを柔らかく使うことができ、ショットの安定感を高めます。