前回は、バッテイングやゴルフスイングでボディターンをする場合、下肢のアライメントや膝の使い方が重要だというお話をしました。
下肢のアライメントや膝の機能を保つためには、下肢の筋肉のストレッチが大切です。前回は、太もも前側の大腿四頭筋のストレッチを紹介しました。
今回は、太ももの後側にあるハムストリング筋のストレッチです。
ハムストリング筋は半腱様筋、半膜様筋、大腿二頭筋を合わせてた呼び方です。
骨盤や大腿骨から膝関節をまたいで、下腿の骨(脛骨と腓骨)に付着し、大腿四頭筋とは拮抗(逆の動き)的に働き、脚の振り下ろしや下腿を回旋させたり、膝の曲げ伸ばしを円滑にさせます。
つまり、太ももの両側にある大腿四頭筋とハムストリング筋の働きで、股関節や膝関節が動き、脚を安定させ、カカトの着地やつま先のケリ動作をスムーズにさせます。
これらの筋肉の筋力と柔軟性、バランスがあってこそ、ダッシュ力や着地の安定力も得られ、ボディターンでの脚の動きも上手く使えるです。
このハムストリング筋のストレッチは、皆さんもよくご存じだと思います。
立った状態で簡単にできますからスイングの前後に行ってくだい。10~15秒伸ばし、左右交互に3~5回ほど行うと効果的です。
②大殿筋とハムストリング筋ストレッチ
このストレッチはハムストリング筋はもちろん、腰部から大殿筋を柔軟にしますので、ボディターンの基本である腰のキレを取り戻す効果もあります。以前に「骨盤スタビリティストレーニング」のところでも紹介したストレッチです。
2)片脚の太ももを胸のワキの方に息を吐きながらゆっくり引き寄せ、ハムストリング筋の付着部を伸ばす。
3)次に、両脚の太ももをお尻を浮かすように抱えて、大殿筋とハムストリング筋を伸ばす。10秒から15秒静止し、自然な呼吸を続ける。5回ほど行う。
③チューブを使ったハムストリング筋ストレッチ
【方法】1)両脚を伸ばして床に座り、上体の姿勢を整える。両足裏にチューブを巻き、両手で持つ。
2)膝を軽く緩め、骨盤から上体をゆっくり前屈し、大殿筋からハムストリング筋の付着部を伸ばす。
3)膝を伸ばし、骨盤から上体をゆっくり前屈させる。3~5回ほど行う。
【注意点】どちらも、アゴを引き、息を吐きながら、前方にゆっくり上体を倒していく。アゴを上げ過ぎると背筋群が緊張しやすく、前傾姿勢がとりにくくなる。
いきなり膝を伸ばした上体で前屈は伸びにくいため、初期ストレッチとして膝を曲げたストレッチから行う。
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