野球とゴルフに効く、骨盤スタビリティトレーニングとストレッチNO.3 | ゴルフツアープロコーチ・野球トレーナー摩季れい子

昨日は骨盤が歪む要因でもある体幹の左右の

筋肉の捻じり(回旋)のバランスチェック法を紹介しました。


体のパワーを使いたい時、背骨に付着する深部の筋肉が

耐久力と柔軟性がないと、大きな筋肉(広背筋)のパワーが

使いにくくなり、体の回転力も弱くなってしまいます。


それだけ、回転のパワーを使う野球やゴルフにとって

捻じりの筋肉は大切なんです。


そこで、今回は骨盤の左右の捻じり筋のバランスをチェックする

骨盤回旋テストを紹介します。


①骨盤回旋テスト

方法は、昨日紹介したコアバランスを整え、

股関節を柔軟にするストレッチと同じです。


ゴルフコーチ・野球トレーナー摩季れい子-骨盤回旋テスト1

ゴルフコーチ・野球トレーナー摩季れい子-骨盤回線テスト2

ゴルフコーチ・野球トレーナー摩季れい子-骨盤回線テスト3

仰向けに寝て両膝を立て、両手を真横に広げて上体を安定させ、

両脚を揃えて左右交互に倒します。


左右の角度は均等であれば良いのですが、

いきにくいと感じた方の骨盤の周囲筋が硬くなっています。
特に右打ちの人は、左へ倒す時にいきにくさを感じると思います。


「ウッ、いきにくい!」と感じた人は、アッパースイングになっているかも?

ボールの飛距離が伸びず、高いボールが出てしまう・・・

と悩んでいる人が多いと思います。


また、両膝を立てた時に左右の膝の高さに左右差があれば、

骨盤の水平面での歪みの可能性もあります。


体幹はスクエアにしっかりキープする。

これがスイングの捻じりパワーを最大限に活用できるポイントです。

バッティングのヘッドスピードやピッチングの球速にも

大いに関係しています。


②コアバランスを整え、股関節を柔軟にするストレッチ2

仰向けに寝て両膝を伸ばし、肩の高さで両手を広げ、

上体を安定させます。

次に右膝を曲げ、右膝の外側を左手で持ち、

息を吐きながら腰部をゆっくり捻じりながら

伸ばした左脚の方へ倒すように引き寄せます。

最終位で10秒ほど静止させるとより効果的です。

これを左右交互に3回ほど行います。


ゴルフコーチ・野球トレーナー摩季れい子-コアバランスストレッチ2-1

ゴルフコーチ・野球トレーナー摩季れい子-コアバランスストレッチ2-1


このストレッチは股関節の螺旋運動(内旋・外旋)に作用する

筋肉を伸ばすストレッチです。

また、背骨の回旋筋のストレッチにもなります。

ボディターンの2軸つくりに欠かせないストレッチです。

昨日紹介したストレッチに加えて行ってください。


ストレッチはトレーニングの前後に行ってください。

また、毎日、入浴後などに行うと効果的ですよ。


詳しくは私の著書『野球選手の故障予防と

投打のバイオメカニクス』をご参照ぃださい。