今年の始まりは、コア(体幹)バランスを整える
骨盤スタビリティトレーニングとストレッチからスタートしましよう!
骨盤の安定は全てのスポーツの基本ですからね。
野球のピッチングやバッティング、ゴルフスイングで回転する時、
しっかり2つの股関節上で骨盤が回れば、
ボディターンの回転スピードやキレがよくなります。
骨盤には上半身(腹筋・背筋)と脚の筋肉が付くので、
体幹や脚の筋肉が疲労すると、姿勢が前後、左右、水平面で
傾いてきます。
ゴルフスイングやバッティングのヘッドスピードを上げたいのなら
体幹や脚の筋肉のストレッチと、コアバランスを整える
骨盤スタビリティトレニングが大切なんです。
そこで、今回はまず、体幹の左右にある筋肉の柔軟性チェックの
方法から紹介します。
①回旋バランステスト
椅子に座るか立位で姿勢を正し、背中の軸をしっかり使って
肩をゆっくり右へ、そして左へ捻じります。
左右の捻じりの角度の差を比べてください。
いきにくい方の反対側の筋肉が硬くなっていますよ。
右利きの人なら体の右サイドの筋肉が硬くなっていると思います。
骨盤もその方向に傾き始めています。腰もその方向が重たいかも?
②体幹回旋ストレッチ
椅子に座り、背筋を伸ばして両脚を開いて手は太ももの上に置く。
片手を対側の太ももの外に置き、一方の手で椅子の後方を持つ。
片手で添えた手を太もも内側へ回しながら後手はしっかり支え、
ゆっくり上体を反対方向へ回転させる。
頭部は正面に向け、ゆっくり捻じりながら
腰背部と背骨の回旋筋を伸ばす。
このストレッチで、上体の捻じれが股関節上で行われている
意識を持ち、左右3回ずつ行う。
③コアバランスを整え、股関節を柔軟にするストレッチ
仰向けに寝て、両膝を立て、上体は安定させ、腕は肩の高さに置く。
息を吐きながら両膝を側方にゆっくり倒す。
そしてゆっくり元に戻し、逆方向に倒す。左右交互に3回ほど行う。
このストレッチで骨盤を捻じる回旋筋と
股関節周囲筋を伸ばすことができます。
詳しくは私の著書『野球選手の故障予防と
投打のバイオメカニクス』をご参照ください。