野球やゴルフは回転軸が安定していることが命です。
回転軸はコア(体幹)バランスがとても大切ですが、
一番重要な部分は足裏と足指、「ふくらはぎ」なんです
人間は足裏の小さな面積で大きな体を支える
素晴らしい能力を持っています。
足裏の長さは20㎝や25㎝と様々ですが、
それぞれの指一本も大切な役割をしています。
野球やゴルフは、コア(体幹)バランストレーニングとともに、
足裏と足指、「ふくらはぎ」を同時に鍛えることで、
回転軸の安定とウエイトシフトをスムーズにさせることができます
足裏や足指、「ふくらはぎ」が元気だと、ゴルフスイングやバッティング、
ピッチングの回転軸が安定し、ウエイトシフトもしやすくなります。
ダッシュ力もアップし、変化したボールの捕球送球をはじめ
ゴルフだと地面の傾斜にも対応しやすくなりますよ。
では、ふくらはぎ(腓腹筋とヒラメ筋)と前側の前脛骨筋の柔軟性を
まずチェックしてみてください。
①足関節テスト
脚を伸ばして座り、足首を曲げてつま先を上に向けます。ほぼ直角になればOK。
ふくらはぎの腓腹筋(アウターマッスル)が硬くなっていると
つま先が上に向きにくくなります。
膝を伸ばして座り、足首からつま先を伸ばす。床とほぼ水平になればOK。 足首の前側がつまって伸びにくい場合は、前脛骨筋が硬くなっています。
同様に、膝の下にクッションを挟んで、ふくらはぎの
ヒラメ筋(インナーマッスル)の柔軟性もチェックしてみてください。
では、ベースボールジムやMAKIゴルフアカデミー
の選手たちもやっている足裏と指、「ふくらはぎ」を
鍛えるトレーニングの一部を紹介します。
②タオルギャザー運動
足の指でタオルをつかむ運動。
③壁つたい運動
仰向けに寝て、膝を曲げ、壁を上に向かって足指でつたっていく運動。
④ボール運び運動
椅子に座り、片足で、ボールを前後左右、斜めに転がす運動。
⑤ディスクバランスを使った片脚バランストレーニング
片脚立ちで、他方の膝を曲げ、上に挙げる(屈曲)
片脚立ちで、他方の膝を伸ばし、後方へ引く(伸展)
片脚立ちで、他方の膝を伸ばし、側方へ広げる(外転)
⑥デスクバランスを使った片脚ボール投げ
バランスディスクの上に片足で立ち、ボールを
投げたり、キャッチする。
詳しくは私の著書『野球選手の故障予防と
投打のバイオメカニクス』をご参照ください。