13日目:その①ワインの産地ブルゴーニュ地方☆ボーヌ | 海外旅行☆猫もひとりで旅にでる

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日本では旅行会社に勤め、海外旅行に行きまくり、気がつけばイタリア人の主人と「やけのやんぱち?!国際結婚」。
昔ひとり旅。今はふたり旅。
【2012年5月 FC2よりブログを引越ししました】

さて、ヴェズレーの村で1泊した翌日。

再び車で移動です車。本日の最終目的地はアルザス地方のコルマールの村。

でも、コルマールに行く前に、ひとつ立ち寄りたい町があるんです。

折角ワインの産地として有名なブルゴーニュ地方を通過するので、どこかで美味しいワインを買って帰りたいなぁって思って。

それで、ワインの産地としても有名なボーヌ(Beaune)の町に立ち寄ってみることにしました。

 

まずは、こちらがボーヌの町の地図↓

黄色:大聖堂 黄緑:ワインミュージアム :病院 :鉄道駅方面

 

まずは、大聖堂に行ってみましょうか。

「ノートルダム大聖堂」ロマネスク&ゴシック建築の立派な大聖堂です。

 

その近くに「ワイン・ミュージアム」があります。私達は時間がないので中庭の建物をちょっと覗いてみただけですが・・・。

昔ながらのワインの製造工程等を見学する事ができるみたいです。

あぁ、ワインの味が楽しめたらどんなに楽しいだろうっていつも思うんですけど、私はなぜか全くどんなワインを飲んでも「美味しい♪」って思った事がないんです。甘い白ワインくらいなら少しは飲みますけど。

アルコールが飲めない体質でもないのに、ビールもワインも日本酒もその美味しさが分からないんですよ。

なんか、人生損してる気がしますねが~ん

 

 

ボーヌの町の中は、こんな石造りの家も多くてなかなか雰囲気も良い感じ。

お店の並ぶ通りには、流石ワインの産地だけあってワインを楽しめる「ワインバー」がたくさんありました。

私も主人に「ワイン飲んでみたら?」って何度もすすめてみたんだけど・・・。

なぜか主人はワインを飲む気分ではないらしく・・・。

結局ブルゴーニュのワインを全く楽しむ事はありませんでした。

もったいない!私がワイン好きならへべれけになるまでこの町で色んなワインを飲み比べてみたかった。残念~泣く

 

ワインを売るお店もたくさんあって、ワインテイスティングさせてくれるワイン屋さんもあります。

ちょっとのぞいた感じだと、ワインのお値段は一番安くても20€位から。最高級品が一体おいくら位するのかは想像もできませんけど、50€位のワインが平均的に多かったような印象。

普段スーパーの3€のワインを見慣れている私達にはお値段メチャメチャお高目。

えーーーん「記念に一本買って帰ろうよ~!」

もうやだ~「要らない」

この押し問答をどんだけした事か・・・。

折角ボーヌまで来たのになぁ・・・。

 

ワインとは全く関係ないですが・・・「あ、このお店、中に入りたい!」

私が激しく反応したのは、フランスの調理器具のお店。

でも、お昼休みなのか店休日なのか分かりませんけどお店は閉まってて・・・。

中に入れなかったのが心残り。

ちょっと良いフライパンが欲しくて探しているんだけど、なかなか理想的なものと出会えなくて・・・。

ああ、この目の前のフライパン!持ってみないと重さが分からないけど正に私が欲しい品なのになぁ・・・。

く~・・・口惜しや・・・。

 

ワインで有名なボーヌですが、この町の楽しみはワインだけでは無いんです。

この町には観光客が沢山訪れる場所があるんです。

それが、ココ「オスピス・ド・ボーヌ」。見学料ひとり8€。

日本語ガイドの案内に従って大変興味深い見学ができます。

 

神への信仰の実現の為、ブルゴーニュ公国の宰相二コラ・ロランが1443年に私財を投じて貧しい人々の為の無料の病院として建てたのがこの「ホスピス・ド・ボ―ヌ」。この場所はその後500年に渡って病に苦しむ貧しい人々を受け入れて来ました。

 

瓦屋根が美しいですね。

創設者の二コラ・ロランは、建物や調度品、使用する薬や提供する食事まで全てに気を配ったそうです。

両脇にベッドが並んでいます。

病人のお世話や施療院の運営には、優秀で献身的な修道女達が集められたそうです。

病棟の奥にある礼拝堂↓

ここは、確かお金持ちの人々を受け入れる有料の病棟↓って言ってたかな?

ちょっとうろ覚えでごめんなさい。

修道女達が忙しく働いていた施療院の回廊↑

調理場↑

体を冷やさない様に果物は過熱したり、体力をつける為に週に何度か肉が出されたりと、当時の栄養学の知識を取り入れた食事が用意されていたそうです。

他にも当時の薬や医療器具等も展示されています。

 

このホスピスとブルゴーニュのワインには切っても切れない関係があるんです。

このホスピスの運営には、二コラ・ロラン自らが寄進したワイン畑に加えてこの地方の地主や貴族から寄進されたワイン畑で作られるワインが重要な収入源だったそうで、現在もワイン造りは継承されています。

 

この有名な「オスピス・ド・ボーヌ」のワインは、1年に1度11月第3日曜日にオークションにかけられるそうです。

この競売会は、世界中から多くの人々が集まる一大ワインフェスティバルになっていて、ワイン好きの方はこのお祭に参加してみると楽しいかもしれないですね。

※お祭の開催期間は3日間※

 

 

このボーヌの町からは、世界遺産に登録されている「ブルゴーニュのクリマ」を訪れる事もできるし、ワイン畑や有名なワイナリー見学ツアーもあるので、2泊くらい宿泊してワイン三昧の滞在を楽しんでみるのも良いですね~。

私も次回ブルゴーニュ地方に来る事があったら、もう少しゆっくりこの辺りを周ってみたいです。

そして、ワインの美味しさに目覚めたい目

 

ボーヌの町には鉄道駅もあって交通の便は比較的良さそう。ボーヌへの行き方はこちらをご参照下さい。

リオンから1時間40分/パリから2時間15分

 

ボーヌで宿泊先を探すなら→こちらのサイト

ボーヌ駅に比較的近くて評判の良いホテルは→「B&Bシェ マリー

ボーヌ観光に便利でレストランやワインバー巡りが楽しめる便利な立地のホテル→「ル セントラル ブティック ホテル

 

ボーヌについては、あまり情報も無く立ち寄ったんだけど、歴史あるホスピスの見学は大変興味深かったし、レストランやワインバーの並ぶボーヌの中心も良い感じでした♪

 

さて、この日の最終目的地コルマールまで再び車を走らせます。

つづく